インゴットやコイン、アクセサリーなどで人気の金。その品質を判断するために重要なのが、純度などを示す刻印です。金に打たれている刻印について、基本的な知識から読み取り方、さらに刻印がない場合の品質判別方法などをご紹介します。

                          

金に打たれている刻印とは?

金でできたインゴットやアクセサリーには、その品質を証明するため、刻印が打たれています。法律で義務づけられているわけではありませんが、一般的なメーカーは、金の純度やブランド名、宝石のサイズなどを刻印していることがほとんどです。特に純度の刻印は、金製品の価値を判別するために重要な手がかりとなっています。金製品でもっとも純度が高いのは、99.99%の24金であり、「K24」と刻印されています。24金は柔らかく、アクセサリーよりも資産として使うインゴットなどに加工されることが多くあります。アクセサリーでよく使われるのは純度75%の18金であり、「K18」という刻印です。他にも、金の純度に応じてK14、K10などと刻印されていきますが、純度が高い方が金としての価値も高いことがポイントです。刻印の場所としては、ネックレスやブレスレットの留め具や、リングの内側など目立たないところが多いため、購入の際はよくチェックしてみると良いでしょう。

ホールマークは信用度アップ

刻印はメーカー自身で打つ場合もありますが、日本では造幣局が打つ「ホールマーク」というものがあります。ホールマークは、貴金属製品に対して造幣局が分析を行い、純度や品質が保証された場合にのみ打刻する記号です。ホールマークは一般的に、左に日本国旗のマーク、右にひし形に囲まれた純度の数字という2つの要素から構成されています。18金の場合は、純度75%であるため「750」という数字がひし形に囲まれています。この刻印があれば、品質への信用度は格段に上がるでしょう。ホールマークのデザインは国によって異なり、フランスの場合は金製品に鷲の頭の図が、イギリスの場合は王冠の図が刻印されています。海外のホールマークを知っておくと、アンティークのアクセサリーや調度品を見る際に、品質判断の手助けとなるでしょう。


偽装が偽装されている可能性もある!?

ただし、刻印が義務づけられていないため刻印なしの製品があったり、刻印があっても偽造だったりする場合もあります。特に多いのは、メッキ製品を金と偽ったり、本物の金でも純度を偽ったりするパターンです。もし心配な場合は、自分で金の品質をチェックすることもおすすめです。簡単なのは、手で触れてみたり、磁石を近づけてみたりする方法です。金は見た目より重く、熱が伝わりやすい性質があるため、手で持ってみて軽かったり、冷たかったりする場合は品質を疑ってみましょう。また、金は磁石にくっつかない性質であるため、くっついてしまったら他の金属の可能性があります。しかし、いずれも参考にはなるものの確実な判別方法とはいえません。金製品は純度や形状によっては資産や投資目的で利用することもできる場合があるため、もし自宅に使っていない金製品があれば買取業者などに持ち込んで、品質や価値を確認してみると良いでしょう。