「金」というと、地下資源として地下の鉱山を掘り起こして発掘するというイメージがありますが、地下鉱山だけではなく、地上鉱山という言葉があります。これは一体どのようなものなのでしょうか。地下鉱山、地上鉱山について説明します。

かつては資源王国だった!日本の地下資源

太古の日本は地下資源の宝庫として、全国にはいくつもの地下鉱山がありました。現在の日本では、地下資源が採掘された鉱山は金などがほぼ出尽くしてしまい、どの鉱山およびその付近の街も昔のような賑わいはなく、いくつもの鉱山が閉山されてしまいました。未だに金が採掘される場所として有名なのが、鹿児島県は伊佐市にある菱刈(ひしかり)鉱山です。この金鉱山は住友グループが管理や採掘作業を未だに行っている鉱山です。菱刈鉱山では、通常の鉱山より多量の金が採掘される鉱山として有名です。通常の金鉱山だと、鉱石1トンから採掘される金は1グラムから多くて5グラムですが、菱刈鉱山の場合は鉱石1トンにつき約40グラムの金を取ることができます。そのため、現在も年間約7トンもの金が菱刈鉱山では発見されています。かつては地下資源大国として全国の鉱山採掘が活発に行われていた日本も、現在は商業的なスケールで金の採掘作業をしているのはこの菱刈鉱山のみとなっています。

日常で使っている機械に金が眠っている?地上鉱山とは

そこで近年注目されているのが地上鉱山、別名「都市鉱山」です。私たちが日常の生活で使用しているスマートフォンなどの携帯電話やパソコン、そのほかたくさんの電子機器。その内部の基盤にはわずかながら金とレアメタル(非鉄金属の一種)が使用されています。これらを総称して、地上鉱山という言葉が使われています。従来の地下鉱山の場合は金を採掘するには手間もかかり、鉱石1トンのうち数gしか金を取ることはできません。しかし、地上鉱山の場合は、スマートフォンやパソコンの内部の基盤を集めれば、基盤1枚につき約0.5kgなので、30枚集めれば15kgになります。その程度の基盤を集めるだけで約2gの金やレアメタルを集めることができます。地下鉱山で1トンの鉱石と同様の量の金を、基盤15gから取ることができるのです。壊れて廃棄するしかない電子機器から取るので、手間もお金もかからずに地下鉱山と同様の成果を出すことができるのが、地上鉱山の特徴です。そして、電子機器はどんどん新しいものが製造販売されて消費のサイクルも早いので、たくさんの基盤を回収することができ、それによりもっと基盤の金やレアメタルを取ることができます。ほぼ採掘し尽くしてしまった地下資源にかわる新しい鉱山として今、地上鉱山は注目されています。


壊れてしまった電子機器、廃品回収に出すのはストップ!

スマートフォン、パソコン、電子家電などは壊れた場合や買い換える場合は、廃品回収に出すなどして処分する人は多いと思います。しかし、それらの電子機器には金などの資源が眠っているのです。廃品回収はお金を払って回収してもらいますが、地上鉱山を扱う買取サービス会社に依頼すれば買取をしてくれて臨時収入となります。リサイクルにもなり、お金も得ることができるので一石二鳥です。持っている電子機器が壊れてもすぐに捨てることはしないで、買取サービスを利用することをおすすめします。