ハイブランドの中でも日本において特に人気のあるエルメス。バッグなどの革製品を中心に世界中のセレブが身に付けるまさにハイブランドの象徴ともいえます。人気の高いエルメスだからこそ、市場には多くの偽物も出回っています。それでは、具体的にどのような点に注意すると本物と偽物を見分けることができるのでしょうか。

革製品に関する見分け方

エルメスにはさまざまな革製品のラインナップがあります。これらに共通する見分け方としては、まず縫い目です。エルメスは縫製に特にこだわりを持っているブランドといわれており、その丁寧さは世界のハイブランドの中でも折り紙付きです。したがって、バッグでも財布でも、縫い目の粗さが確認出来る場合には偽物である可能性が非常に高くなります。具体的にいうと、表面から見て縫い目が二重になっている部分がある場合などは要注意です。また、革製品に行われる製造年や素材を表した刻印も見分ける際に役に立ちます。本物の刻印はしっかりと文字が読み取れるほどに濃く刻印がされていますが、偽物の場合には刻印が浅く読みにくかったり文字が潰れてしまっていたりします。このほかにも、革のなめし方にこだわりを持っているエルメスでは鞄の手持ち部分など、製造過程で出てくる革の結合部が非常に滑らかになるように作られています。その点、偽物は雑で結合部分が明らかな違和感となって表面に現れてしまっていることが多いのです。

その他製品の見分け方

ジッパーが付いている製品の場合には、そのタブの部分の刻印を見ることで見分けることができます。エルメス製品のタブ部分には共通して『HERMES』の刻印がされていますが、本物は非常に細い線でありながらも深く掘られていて、しっかりと目で確認することができます。一方、偽物の場合には文字が潰れてしまっている場合が多く、いびつな形に文字が変形しているのが特徴です。スーパーコピーもこの点を改善しつつありますが、未だに刻印に関しては粗さが見られますので重要な判断基準となるでしょう。また、エルメスのスカーフは縁の折り返し部分を見ることで判断できます。一般的なスカーフは表から裏に向かって折り返されますが、エルメスのスカーフの場合にはこの折り返しが独特で、通常とは逆の裏から表に向かって折り返されているのが特徴的です。スカーフの場合には判断するポイントが少ないですが、この折り返しによる判断基準は分かりやすいでしょう。


現在流通しているスーパーコピーは非常に精巧

色々と見分け方をご紹介しましたが、前提として現在の偽物、特にスーパーコピーなどといわれているものに関しては非常に精巧に作られており、プロでも見分けるのが至難の業とまで言われるような品がたくさんあります。熟練の査定員が見ても判断に迷う品が多いので、素人が一目見ただけでは判断が難しいことも納得できるでしょう。そのため、ここで紹介する判断基準はあくまでも簡便的なものであって、それが100%すべてというわけではありません。手許のエルメスが本物か偽物か今すぐに知りたいという場合の判断基準として、正確な判断が欲しい場合にはやはり専門の買取店や査定員にお願いをするようにしましょう。安い買い物ではありませんので、事前に自分の目である程度は偽物を見極められるようになりたいものです。