うっとりするほど美しいネオンブルーが特徴のパライバトルマリンは、そっくりな宝石や偽物も出回っているのが現状です。ここでは、パライバトルマリンの鑑別書の読み方や注意点、高く売るためのポイントなどを説明していきます。

パライバトルマリンの呼称条件とは?

1980年代にブラジルのパライバ州で発見されたパライバトルマリンは、多くの人々を魅了してきました。しかし、ブラジル産のパライバトルマリンは数年間で産出量が減少し、まもなく閉山してしまいました。その後、同種の原石が隣州のリオグランデ・ド・ノイテ州でも発見され、日本ではパライバ州のみではなく、ブラジル産のものをパライバトルマリンと呼んできました。その後、ナエイジェリアやモザンビークからも同種の原石が発見されることとなり、国際的にはこれらのものも含めてパライバトルマリンと称されています。この流れから、日本でも銅イオンによってブルー・グリーンの蛍光性が見られる宝石は、産地を限定せずにパライバトルマリンとするようになりました。パライバトルマリンの鑑別書を見ると、鉱物名に「天然トルマリン」、宝石名に「トルマリン」と記載されているのを確認できるでしょう。蛍光X線分析報告書に「パライバトルマリン」の文字があれば、その宝石がパライバトルマリンだと認められたことになります。

パライバトルマリンの鑑別書の読み方と注意点

すでに閉山され、採掘不可になっていることも多いパライバトルマリンは希少価値が大変高く、中には偽物が出回っていることもあります。パライバトルマリンによく似た宝石に、アパタイトやパライバトパーズがあります。また、特色であるネオンブルーの色彩も、放射線照射で綺麗に出すことができます。無色に近いトルマリンに放射線処理をされたら、鑑別でも本物と見分けることは非常に難しいようです。生産地を見たり天然トルマリンに分類されているかを確かめたりして、詳細な分析報告書にも目を通すことが肝心です。また、鑑別書がついているからといって安心できません。鑑定書が偽造されるケースもあるため、信頼のおける鑑別機関で鑑別してもらうことも重要となります。AGL(宝石鑑別団体協議会)加盟の鑑別書にパライバトルマリンの記載があれば、安心度は高いといえるでしょう。


パライバトルマリンを高く売るためのポイント

パライバトルマリンは、その希少性と人気の高さから世界中の宝石愛好家が手に入れたいと願っている宝石といっても過言ではありません。縁あってパライバのリングやネックレス、ルース(裸石)などを持っている人は、その価値がどのくらいなのか知りたい人もいるでしょう。デザインに飽きて処分したいと考えている人は、いくつかの買取ショップを比較して、より良い条件のお店に売るのをおすすめします。宝石の状態が良いと買取価格がアップしやすいので、汚れやほこりを落とすなど、綺麗な状態にして査定に出すのがポイントです。また、購入時の箱やレシート、保証書などがあれば一緒に持ち込むことで、より高値でパライバトルマリンを買い取ってもらえるでしょう。タンスに眠らせておくのはもったいないので、気軽に買取サービスを利用してみてはいかがでしょうか。