衣類のひとつで、防寒具として愛用されている毛皮。その歴史は、旧石器時代までさかのぼります。狩猟によって得た動物の肉を食用とし、残った体毛のついた皮を身にまとって防寒として使用したのが始まりといわれています。セレブなイメージのある毛皮ですが、最初は人類が身を守るための知恵が生んだ防寒具だったのです。現在でもさまざまな毛皮が世界中で愛用されており、いろいろな動物の皮を利用して作られた毛皮が生産されています。数ある毛皮の種類のひとつに「アーミン」という毛皮があります。そのアーミンの歴史や特徴を紹介します。

アーミンの素となる動物「オコジェ」ってなに?

アーミンは、イタチ科に属する動物である「オコジョ」という動物の皮から作られています。別名「ヤマイタチ」といわれるこの動物は、北米、アジアの北部・中部、ヨーロッパ北部・中部に生息している動物です。日本では山梨県、長野県、群馬県の一部でオコジョは山の神の十二様の使いといわれ、何かあれば人に取り憑いたり祟ったりする能力があると言い伝えられています。オコジョの皮を使ったアーミンは、中世ヨーロッパの時代に盛んに使用され、王族の象徴として代々の王族に愛用されていました。14世紀のルネッサンス時代には、オコジョは冬になると体毛が純白になり「オコジョは純白の毛を汚されるくらいなら死を選ぶ」という言い伝えがあったため、冬のオコジョは純潔の象徴とされていました。そのため、中世ヨーロッパでは真っ白な冬毛のオコジョを使用したアーミンは好まれて使用され、ストールの縁取り用として愛用されました。さらに、イギリス英語では冬の純白の体毛のオコジョをアーミンと呼んで区別する習性があります。そして、中世ヨーロッパの貴族、王族の肖像画、トランプのキング、クイーンの絵で見かける白い縁のある服がアーミンであり、いかにあの時代の貴族たちから愛用されていたのかが見受けられます。今の時代ではオコジョの皮を使用した天然ものではなく、人工毛皮が使用される商品が多いです。

アーミンが映画のタイトルに!「アーミンを着た貴婦人」

アーミンをタイトルに冠した映画があります。1948年に発表された「あのアーミン毛皮の貴婦人」という映画です。第二次世界大戦中のアメリカ軍の中ではナンバーワンの人気だったピンナップガールであり、「百万ドルの脚線美」といわれたベティ・グレイブルが主演のミュージカルコメディ映画です。優雅にアーミンを着こなすベティがスクリーンで歌い踊る姿は、世界中の女性の憧れを集めました。高級感のあるアーミンを着ることで、キュートさが増したベティの魅力がたっぷり詰まった映画史に残る名作です。


タンスに眠っている毛皮、眠らせるだけじゃもったいない!

毛皮は見た目からは高級感あふれる服飾として、着るだけでセレブな雰囲気を身にまとうことができます。防寒具としても機能性に優れ、今なお愛用者が絶えない洋服です。しかし、毛皮愛好者ですっかり着なくなった毛皮がタンスに眠っていることも少なくないでしょう。く安くはない金額で購入した毛皮をただ眠らせるのは、もったいないことです。そこで買取サービス専門の会社に買取をしてもらうという手があります。今ではブランド品や高級衣料の買取に力を入れているサービス会社もあるので、毛皮はそれなりの値段で買取をしてくれることでしょう。買取サービス会社は査定を短時間で行い、訪問査定などサービスも行き届いています。サービス会社で買取してもらって、臨時の収入を作ることをおすすめします。