毛皮には多くの種類がありますが、昔から高級品として君臨しているのが「セーブル」です。ここでは、現在でも高値で取引されているセーブルの歴史や特徴について詳しくご紹介します。

セーブルの毛皮の特徴

セーブルはロシアを中心に生息しており、高級品質と言われる毛皮もこのシベリア地域でしかありません。そのため、ロシアンブルーとも呼ばれ、最も高級な毛皮として有名です。セーブルと言っても、その動物の個体や色、種類により肌触りや質感もだいぶ変わってきます。養殖されたセーブルの場合は濃い茶色の毛皮が多いです。しかし、野生のセーブルは色の種類も豊富で、中でも白い毛が入り混じったシルバータイプと呼ばれるセーブルは希少価値が高く、毛皮にされると1000万円以上の驚くような金額で流通されることもあります。セーブルの毛は毛皮にふさわしく、非常に柔らかで軽いのが特徴です。毛の長さもあり、光沢に優れ、保温性にも長けています。しかも、耐久性にすぐれており、保存状態が良ければ何年経っても美しい毛並みを保つことができます。

セーブルの毛皮の歴史

元々セーブルをはじめとした毛皮は、古代のエジプトやローマ帝国時代から権力者たちが身につけたのが始まりでした。寒さが厳しいロシアでも、中世の時代から動物の毛を剥いで洋服にするのは一般的でした。そのころからフォックスやウサギの毛を使った毛皮は多く流通していましたが、セーブルの毛皮は捕獲できる量も少なく、その素材の品質から高級素材として注目されるようになってきました。日本に毛皮が入ってきたのは昭和40年代頃であり、寒さをしのぐためのものというより、ゴージャスなファッションとして扱われました。その頃からセーブルの毛皮は手に入りにくく、富の象徴として扱われることが多かったようです。現代は野生のセーブルの数もめっきり減ってしまい、毛皮として生産されるセーブルの多くは養殖です。そのため、セーブルの毛皮は中古品でも高級素材として取り扱っており、毛皮の買い取り業者では数万円から数十万円の高値で取引がされています。


毛皮買い取り業者が喜ぶ、セーブルの毛皮

もともと販売数が少なく、生産することも難しいセーブルの毛皮ですから、もしそれを買い取り査定に出した場合は高額の買取金額が予想されます。もちろん、毛皮の状態や保管の状況、保証書がついているかどうかで値段も変わってきます。しかし、ある毛皮の買い取り業者では、セーブルの毛皮のコートを20万円前後で引き取ることが多いようです。どんなブランド品の高級コートでもなかなか20万円で買い取りをしてくれるものはないので、いかにセーブルの毛皮が貴重品であるかが分かります。また、正規品では数百万円で売られていることが多いセーブルのコートですが、マフラーやファーとして流通されていることも多く、新品でも10万円ほどで購入することも可能です。もしかしたら昔購入した高級毛皮のファーが、実はセーブルだったなんてこともあるかもしれません。もし使っていない毛皮の商品が家で眠っていたら、その品質を確かめるためにも買い取り業者の査定に出してみることをおススメします。