ツヤのある光沢が特徴のヌートリアの毛皮。その肌触りは高級毛皮であるチンチラやミンクとさほど変わりなく、とても質感の良い毛皮です。服飾品としても加工しやすいので、多くのブランドで使われている毛皮でもあり、中古市場でも人気の高い毛皮です。

ヌートリアの毛皮の歴史

ヌートリアは南アメリカが原産であり、水辺に住むビーバーに似た動物です。スペイン語ではカワウソを意味しています。毛皮を取るために輸入したものが野生化し、現在では北アメリカやヨーロッパ、日本にも分布しています。丈夫で育てやすいヌートリアは、毛の保温性にも注目され第二次世界大戦には兵隊用の防寒具の毛皮としてよく利用されていました。日本でも1939年にフランスから150頭のヌートリアが輸入され、毛皮として利用するために育てられました。この頃のヌートリアは日本では「沼狸」(しょうり)と呼ばれており、戦争に勝利するための意味も含めて縁起の良い名前が付けられていました。繁殖率の高いヌートリアはその後たった5年程度で国内に4万頭にまで増えました。戦後もヌートリアの毛皮はその柔らかい肌触りと上品な毛並みが評価され、多くの毛皮商品として人気があります。

ヌートリアの毛皮の特徴

ヌートリアの毛は滑らかでやわらかいオレンジ色の綿毛と、うす茶色の硬くて太い光沢のある毛の2種類があります。硬くて光沢のある毛の方は抜け毛加工を施した後さまざまな服飾品に製造加工されています。こちらはツヤのある光沢が人気であり、帽子やファー、コートの襟の部分に使われることが多いです。もう一方の密度の柔らかい綿毛は、感触は毛皮の中でも最高級品とされるウサギのチンチラやシェアードミンクに似たなめらかさを楽しむことができ、高級コートやジャケットなどに加工されることが多いです。ヌートリアの毛皮は肌触りがとてもなめらかで上品な上、毛皮の中では多く生産することができます。そのため、ヨーロッパでは高級ブランド以外でも服飾品に使われることが多く、ポピュラーな毛皮として有名です。もともと水生動物でもあるので耐水性にも長けており、水を弾くダウンジャケットやカジュアルコートにも使用されています。


ヌートリアの毛皮があれば、買い取り業者を利用しよう

ヌートリアの毛皮は、毛皮の中でも鏡のような光沢を誇る素材であり、その滑らかさからチンチラやミンクといった最高級の毛皮と同等の肌触りを楽しめます。ランクとしてはチンチラやミンクに比べると値段は下がりますが、一見すると、ミンクの毛皮との違いはあまり分かりません。そのため、多くの高級ブランドがヌートリアの毛皮を使った服飾品を出しており、品質の高いコートやジャケットが多く作られています。また、ヌートリアの毛皮は加工や染色がしやすく、カバンなどの小物に用いられたリ、コートなのにリバーシブルが楽しめたりします。服飾品としてとても加工しやすいため、多くのブランドがヌートリアの毛皮を利用しているのです。もし家庭に不要になったヌートリア素材の洋服があるのなら、買い取り業者に持って行けば良い買い取り額が付くかもしれません。たとえそれが古いものであってもヌートリアの毛皮はリメイクしやすいものでもあるので、買い取りを拒否されることは少ないようです。