ビーバーと言えば川辺に住む可愛らしい動物です。

今でも耐久性に優れる柔らかい毛は、毛皮として扱われることも多く人気があります。

特に昔はシルクハットの材料として毛皮が乱獲されていました。

ここでは、ビーバーの毛皮について歴史や特徴についてご紹介します。

ビーバーの毛皮の歴史

ビーバーは川辺や湖畔などに住むネズミに似た動物です。

大きくて丈夫な歯が特徴であり、太い木もビーバーがかじればわずか15分ほどで倒れてしまいます。

ビーバーはこげ茶色の毛皮が特徴ですが、内側には白い美しい毛がびっしりと生えています。

これは皮膚に水が入るのを防ぐ役割を持つための綿毛であり、肌触りも良く、耐久性があるのが特徴です。

しかも、とても柔らかいため、いろいろな服飾品として活用するのに便利な毛皮でした。

そこで欧米を中心にビーバーの毛皮は17世紀頃から現在で言うシルクハットの材料として大いに活躍します。

当時はビーバーの毛皮が無ければ作ることのできない帽子であり、ビーバーハットとも呼ばれていました。

その後、200年ほどビーバーの毛皮が材料として使われ、19世紀前半には年間50万頭ものビーバーが殺されたため、ビーバーの生息数は絶滅寸前まで減少してしまいます。

しかし、その後イタリアにてシルクを使った材料の帽子が考案され、ビーバーの毛皮は徐々に使われなくなりました。

数が激減したビーバーはアメリカやカナダで保護法が確立し、毛皮としてビーバーを乱獲される時代は終わりました。

今では毛皮用の養殖されたビーバーだけを中心に条約で取引された数だけ毛皮が生産されています。

ビーバーの毛皮の特徴

毛皮で貴重なビーバー

現在、ビーバーの毛皮を主に産出している国は、アラスカ、カナダ、北アメリカが中心です。

ビーバーの毛皮の質感は、刺毛は黒っぽいこげ茶色から赤褐色の色がベースでやや硬いのが特徴です。

しかし、内側にある綿毛は白っぽいのが特徴で、柔らかくて密集して生えています。

そのため、ビーバーの毛皮は主に刺毛は除き、綿毛を中心に使われることが多いです。

ビーバーの毛皮は、とてもなめらかで上品な風合いを持っています。

また、水生動物特有の水を弾き耐久性が良い毛皮でもあることから多くの服飾品として活躍しています。

加工や着色をしやすい利点もあるため、毛皮として活用される他にもニット編みの技法を使い、まるでセーターのようなカジュアルな風合いに仕立てることも可能です。

羊の毛で作られた一般的なニットとは違い、着用すると保温性や質感がとても良いのが特徴です。

また、毛皮ならではのツヤ感や柔らかさも感じられるので、ビーバーニットとしても人気があります。


不要な毛皮があればリサイクルに回そう

ビーバーは17世紀を中心に大規模な乱獲に会い、一時期は絶滅の危機にあいました。

これはビーバーだけでなく、上質な毛皮を持つミンクやヌートリア、レオパードも同様であり、現在でも毛皮目的で乱獲され絶滅の危機に瀕している動物がたくさんいます。

そこで、最近では新たに毛皮を産出するのをやめ、すでに出回っている毛皮を再び加工して使おうという動きが盛んになっています。

毛皮の多くはリメイクしやすく、他の毛皮と組み合わせることによりさらに肌触りや品質の良い毛皮として生まれ変わっています。

もし家に今後使う予定のない毛皮があれば、買い取り業者を利用してぜひリサイクルしてみましょう。

毛皮の需要は世界的にも高まっており、家に眠っていた毛皮が高額な買い取り額で取引されることもあります。

これを機会に毛皮のコートや毛皮の小物などを無料の買取査定に出してみてはいかがでしょうか?