フィッチという毛皮はあまり聞きなれないかもしれません。しかし、フィッチはミンクやセーブルなどの高級な毛皮の仲間であり、イタチの毛から作られています。ここでは、フィッチの毛皮の特徴や歴史についてまとめてみました。

フィッチの毛皮の歴史

そもそもフィッチとはイタチ科の動物であり、アメリカンスカンクを養殖して誕生した動物と言われています。高級な毛皮を代表する動物としてイタチ科のミンクがありますが、それと同じ種類です。昔は野生のイタチの一種でしたが、現在では毛皮に養殖するため人工的に繁殖されていることがほとんどです。ミンクに似た動物でもあるので、その毛皮は光沢があり、肌触りもとても良いのが特徴です。ミンクは100年ほど前から貴重な毛皮の資源として乱獲されることが多かったのですが、1931年に突然変異種ミンクと呼ばれる珍しい色のミンクが発見されて以来、多くの種類のミンクが養殖されるようになりました。フィッチもこの頃から養殖がさかんに行われるようになり、日本では「ケナガイタチ」とも呼ばれていいます。綿毛が密集して生えているので保温性が高く、服飾品として活用しやすいため人気のある毛皮です。

フィッチの毛皮の特徴

毛皮は大きく分けて2つの毛からできています。まず「刺毛」と呼ばれるのが体全体に生えている長い毛です。フィッチの刺毛はミンクに比べると毛が長く、やや硬い毛質を持っています。ミンクに比べて若干値段が劣るのは、この毛の硬さにも原因があるようです。またもう1つは「綿毛」と呼ばれており、とても柔らかく密集して生えているので保温力に優れ、柔らかな肌触りを楽しむことができます。フィッチは刺毛も綿毛も耐久性にすぐれ、洋服などの加工や染色も容易にできるメリットがあります。また、フィッチだけでなくイタチ科の動物の毛皮はとても加工がしやすいため、昔から高級毛皮として利用されることが多くありました。毛の色は白から黒褐色までさまざまありますが、毛先にかけて色が濃くなっているのが特徴です。綿毛の色が黒のブラックフィッチ、淡色のホワイトフィッチの2種類が主な毛皮の種類となりますが、美しい黄色をしたモンゴリア産のパラダイスフィッチも人気です。多くのフィッチの毛皮はツヤがあり軽量です。そのため、主に産出しているアメリカをはじめ、加工しやすい毛皮として世界的にも人気があります。


高級な毛皮は買い取り業者に引き取ってもらおう

最近では、あまりゴージャスな毛皮のコートというのは見かけなくなりましたが、毛皮が襟や袖部分に使われていたり、毛皮で出来た耳当てやファーなどはよく見かけたりします。しかし、すべての毛皮を新しく動物から生産するとなると時間もかかりますし、動物たちをたくさん殺さなくてはなりません。そのため、現在新しく生産される毛皮と言うのは羊の毛などからできたフェイクファーが中心です。ですから、現在本物の毛皮というのは大変希少価値が上がり、今ではブランド品の装飾品と同じように高額で買い取りされています。もし家に使っていない本物の毛皮があるのなら、買い取り業者に引き取ってもらうのがおススメです。使っていない毛皮も新たな商品として生まれ変わることができますし、高い買取金額で毛皮を引き取ってもらえることもあるようです。