多くの種類がある毛皮の中でも、もっとも人気があり、流通しているのが「フォックス」です。日本でもキタキツネの毛を利用した毛皮は多くあり、その色合いや柔らかい肌触りは昔から人気があります。今回は、フォックスの毛皮について特徴や歴史をまとめてみました。

フォックスの毛皮の歴史

古代ローマの時代から発祥したと言われる毛皮ですが、中でもキツネの毛を用いたフォックスコートは歴史が古いものとして知られています。キツネは世界中に分布している動物であり、寒さが厳しい地域にはほとんど生息しています。そのため、多くの国で中世の頃からフォックスの毛皮が使われるようになりました。現代でも毛皮は大きく分けて5つに分けられます。その種類はミンク、フォックス、セーブル、ラム、ラビットの5種類です。中でも、フォックスは高級品であるミンクやセーブルの毛の品質とさほど違いは感じられず、保温性が高いものです。それなのに価格を抑えて作ることができるので、毛皮の中でも人気のある商品です。ただ、現在は毛皮のために動物を乱獲することが禁じられています。そのため、昔は大量生産が可能だったフォックスの毛皮も現在では生産量が落ちており、中古市場でも値段が上がりつつあります。

フォックスの毛皮の特徴

フォックスの毛皮は大きく分けて三つです。一つ目は「レッドフォックス」と呼ばれるオレンジ色の毛皮です。日本のキタキツネもこの種類であり、馴染みのある色合いは日本人にも人気があります。毛が長く、皮が熱くて防寒に優れているため、主にコートなどのアウター商品として生産されることが多いでしょう。二つ目は「シルバーフォックス」と呼ばれる黒と銀色が入り混じった毛並みが特徴の毛皮です。通称銀ギツネとも言われており、レッドフォックスの突然変異から生まれました。自然界で生まれることはなく、現在はすべて養殖です。このシルバーフォックスの毛皮は全体的に黒みがかっていますが、所々に光るシルバーの毛並みが美しく、ショートタイプのアウターとしても人気があります。最後に「ブルーフォックス」は青キツネとも言われており、その多くがスカンジナビア産の養殖キツネです。シルクのようななめらかな毛質が特徴であり、毛皮衣料として最も活用されている種類です。染色が簡単なので多くの色を表現することができます。


使っていないフォックスの毛皮、意外と家にもある!?

フォックスの毛皮は、毛皮の中でも流通量が多いため意外と家にも眠っている場合があります。しかも掛け合わせがしやすい動物なので、色の種類が豊富であり珍しい毛並みは高額で取引されていることもあります。例えば、ブルーフォックスとシルバーフォックスを掛け合わせたものは「ブルーフロストフォックス」、ゴールド系のキツネをさらに掛け合わせたものは「ゴールドクロスフォックス」などと呼ばれています。そのため、フォックスコートには全く同じ色合いのものというが少なく、色合いによっては希少な商品として取り扱われます。ミンクやセーブルのコートに比べるとやや品質は劣るとも言われていますが、見た目や肌触りは高級の毛皮と変わりありません。眠らせておくにはもったいない毛皮ですから、不要な場合は毛皮の買い取りを行っている業者に買い取ってもらうこともおススメです。