イタチ科の動物であるマーテンの毛皮は、高級品であるセーブルの毛皮と同等に扱われることも多い商品です。値段はセーブルより安いのに、品質としてはハイクラスのものとして認められており、需要の高い毛皮となっています。

マーテンの毛皮の歴史

マーテンは高級毛皮として知られるセーブルやミンクと同じイタチ科の動物です。マーテンにもたくさんの種類があり、ボンマーテンやアメリカンマーテンといった種類が代表的です。種類にもよりますが、マーテンの毛先は茶褐色が多く、根元は灰色になっており、毛皮にすると美しいグラデーションを表現できるものもあります。白い斑点や角度により光沢の度合いが違う毛並みを持つマーテンも多く、昔から毛皮の材料として重宝されてきました。1900年代になると原産地であるアメリカやカナダを中心に防寒具としてマーテンの毛皮がよく使われるようになりました。1960年代になると、高級毛皮の代表であるセーブルやミンクの人気が一気に高まりますが、同じイタチ科であるマーテンの毛皮も貴重とされました。セーブルに比べると品質はやや劣るものの、よりなめらかにする加工を施し、セーブルと同等の肌触りを目指してきました。その介あって、特にシルキーな毛並みを持つカナダマーテンは、「カナディアンセーブル」とも呼ばれ高級毛皮の仲間入りを果たしています。

マーテンの毛皮の特徴

マーテンは同じイタチのセーブルと比べると、どうしても毛皮の価値としては少し下がってしまいます。毛並みの繊細さ、密度、そして触った時のシルキー感やどの程度美しい光沢をもっているかを比べると、若干セーブルよりかは価値が下がります。しかし、毛皮全体の中では毛並み、肌触りともに上質な素材として認められています。また、高級品として需要が高いセーブルは乱獲され、とても数が少なくなってしまいました。今では養殖されたセーブルの毛皮により多少は安定した供給ができるようになりましたが、それをより補う形でセーブルの毛皮の需要も高いです。特にアメリカやカナダで養殖されているマーテンは全体的にロシアンセーブルに似ており、名前もマーテンからアメリカンセーブル、カナディアンセーブルと変更されて最高級の毛皮として認められています。茶色を基調としたマーテンですが、染色や加工もしやすいため黒褐色にしてよりツヤや光沢感を出して商品化されることが多いようです。


マーテンの毛皮があれば、ぜひ買い取り業者を利用しよう

マーテンは、毛皮ブームが巻き起こった日本のバブル期の毛皮としてよく利用されました。その頃売り出されたマーテンの毛皮はとても品質が良く、高級毛皮ブランドとして高い値段で売られていました。ロングコートや裾が広がっているAラインのデザインが特徴であり、今着用するとなるとやはりデザインが古いのは否めません。もしそのようなコートが家で眠っているのなら、ぜひ買い取り業者を利用してみましょう。マーテンは現在でも毛皮として流通されていますが、動物愛護の観点から天然ものの毛皮をたくさん産出するのはとても難しくなっています。古いマーテンのコートでも喜んで買い取りをしている業者は多く、思ったより高値で査定が出るかもしれません。最近の業者は家まで毛皮を査定しに来てくれる出張買取というサービスも行っているので、気軽に相談してみるのも良いでしょう。