着物を買うにはデパートをはじめ呉服店やリサイクルショップ、フリマなどさまざまな選択肢があります。それぞれにメリット・デメリットがあるので目的に応じて使い分けるコツをお教えします。

一通りそろえたい初心者にはデパート

着物のほか、帯や草履など一式そろえたいと考えている初心者や、何を買いたいかはっきりと決まっていない人にはデパートが向いています。入りやすく、品ぞろえが豊富なデパートは、見る目を養うにも良い場所です。プレタ着物から高級品まで見ていくことで、段々と自分の感性に響くものも分かってきます。 すべての商品に価格と品質が明記されているので、それぞれの品を比較することで勉強にもなります。反物の場合は布目を揃える湯のし代や仕立て代が含まれているかどうかも確認すると、後で思い違いがなくて安心です。老舗メーカーや問屋との取引がメインで、メーカーの社員が対応していることもあります。そのため、信頼のできる商品を置いているので安心して購入できます。わからないことは臆せずどんどん質問しましょう。

セレクトショップのような呉服店

自分の好みがある程度定まっていれば、呉服店で好みのものが見つけやすいでしょう。呉服店は個人経営の店が多いため、仕入れる商品は店主の好みが反映されています。それだけに、お店選びが一番のポイントとなります。自分の好みに合うお店を探す時間もまた楽しいものです。店オリジナルの着物や帯、小物をデザインして販売している呉服店もあります。洋服で考えると分かりやすいかもしれません。洋服のセレクトショップは様々なブランドの商品をその店独自の感性で選んだものを集めています。1つのブランドにこだわることなく、全体のコーディネートのヒントももらえます。呉服店は、着物上級者や人とは違った着こなしをしたい人向けと言えるでしょう。


練習用と割り切るならリサイクルやフリマで

若い人が着物デビューするなら、まずはお手頃な価格でないと手が出ないでしょう。親や祖母から譲り受けたものがたくさんある場合は良いのですが、そうではない場合は、リサイクルショップを利用しましょう。安くて気軽に買えるので、個性的なものや遊びのあるデザインの着物を購入できるのもメリットです。リサイクルショップではお試し感覚で個性的な色や柄の着物を手に入れることができます。着物を着始めてから数年は練習期間です。数多く着てみることで自分に似合うものが分かります。だからこそ最初は手ごろなもので始めるのは理にかなっています。ただし、古い着物は小さめのものが多く、裄丈が短いこともあります。自分に合うサイズを見つけることに時間を割くことが良い買い物をするコツです。必ず一度袖を通してみましょう。また、その際の注意点は汚れや傷みの状態も確認することです。着物好きが集まる着物フリマも全国で開催されるようになっています。着物のほか、帯から小物類など着物に関するものであふれているので掘り出し物が見つかることもあるでしょう。着付け教室やワークショップなどが同時開催されることもあるので、着物を通じて仲間作りもできます。 また、着物を着慣れてきて自分の好みが定まってきたら、練習時代にお世話になった着物は整理しましょう。着なくなったものは出張買取を利用するのが手間を取らず便利です。