お下がりの着物の処分にお悩みの方へ

大好きな祖母からもらった着物。

ところがサイズが合わず、タンスに眠ったまま10年が経ってしまった。そんな状況を、よく耳にします。

実際に処分をしようと思っても、大切な方から頂いた物は、中々踏ん切りがつかないことかと思います。

今回は、そんな方々に、いくつかアドバイスをします。

お下がりの着物が不要になる方は少なくありません

お下がりは、着物でも洋服でも、処分をするには悩ましいものです。はじめに、お下がり着物について説明いたします。

七五三のお下がり着物

現在も、七五三で着物を着る文化は、変わらず残っています。

そのため、親や祖父母が、自分が着た着物を下の世代に来てもらうお下がりのケースは多々あるようです。

また、七五三ということで、まだ小さいこともあり、本人の好みなどはほぼ影響しないため、比較的お下がりは成立しやすいと言えます。

しかし、近年はフォトスタジオで綺麗にとってもらうパターンが多く、借りる方が増えているので、七五三のお下がり文化は、盛り下がってしまっていると言えます。

成人式のお下がり着物

とても多いパターンではないでしょうか。

成人式の振袖の場合、母娘の年が比較的近く、好みが同じ場合、お下がりが成立することが多いようです。

というのも、成人式で着る振袖は、着付けを含めレンタル代がとても高く、お下がりを着る方は現在でも多い印象にあります。

親、姉妹、祖母など家族からのお下がり着物

もう着る機会が無く、娘息子や孫が着物を欲しがっているような場合に、お下がりとして成立することがあるようです。

これ以上お下がりとして着る人がいなくなってりまった場合

しかし、お下がりとして来てほしいが、貰い手がいない場合や、お下がりとして貰ったは良いものの、自分でも着る機会が無く、着物の行き場に困っている方が多いようです。

やっぱり気が引ける…。お下がりの着物の処分

お下がりの着物の処分には困っているけど、それでも気が引けてしまう方がほとんどではないでしょうか。

そんな方たちへのアドバイスを記載いたします。

お下がりの着物を処分することについてのためらい

なぜためらってしまうのでしょうか。

それは当たり前ですが、自分の両親や祖父母が大切にしてきた着物だからこそです。

そのため、処分をすることに背徳感を覚え、処分に至ることができないという状況になってしまうようです。

せっかくお下がりに残してもらったのに処分するのは忍びない

上記で至る思いは、きっとお下がりを受け継いだ方皆が思う気持ちではないでしょうか。

しかし、そのままタンスの肥やしとなってしまう方がもったいない、そんな思いに至った方々にこそ、この記事を読んでほしいのです。

着物の状態が劣化してしまったとき

お下がりの着物は、タンスの肥やしになってしまうことも少なくありません。

その場合、長年眠ってしまっていることが多く、着物の劣化が心配されます。

お下がりの着物を処分する基準

上記のように、着物が劣化してしまっている場合には、買取などをして処分する方法をおすすめします。

例えば、いたるところにシミがついてしまっているものや、虫に食われてしまっているもの、大きく型崩れしてしまっているものなど、そのまま使うことは困難なものです。

劣化の状態にもよりますが、修繕費だけで、数万円以上ついてきてしまうでしょう。

処分できないお下がり着物は再利用して気持ちもすっきり

それでも、どうしても処分まで踏ん切りがつかない方もたくさんいらっしゃるかと思います。

そんな方々に、再利用のアドバイスについて、紹介します。

お下がり着物の再利用について

お下がり着物は、比較的年代物が多いかと思います。

そのため、色あせてしまったり、シミが付いてしまっていることも少なくありません。また、サイズ合わないこともあるでしょう。

そんな着物は、染め直しや寸法を直し、仕立て替えを行うことで、再利用することがきます。

また帯では、アンティークとして、壁に飾ったり、テーブルクロスにしたりする方もいるので、オススメです。

お下がり着物のリメイク方法について

再利用とは違い、ハンドメイドとしてリメイクをすることによって、お下がり着物を新しい形で利用することができます。

リメイク後は、ハンドバックや洋服、帽子の裏地などに使われることが多いようです。

また、お下がりの着物のリメイクをする専門店もあるので、ご自身でハンドメイドをされない方は、こういった専門店に依頼するのをオススメします。

伝統は大切に繋ぐ お下がり着物は保管して次世代へ

お下がり文化がこれほど、広まっているのは、自分が使ってきた大切な品を次の世代に紡いでいきたいからこそではないでしょうか。

気持ちよくお下がりを受け取ってもらうために、着物の保存状態に気を遣いましょう。

着物は湿気に弱いので、なるべく湿気のない場所で保管することをおすすめします。

また、年に2回は、着物をハンガーなどに掛け、虫干しするのが理想です。

お下がり着物を処分するなら 知っておきたい「買取」という選択肢

それでも、使うこともないままタンスの肥やしにするのはもったいない。どうせならこの着物を使ってくる誰かに譲りたいと考える方には、買取を依頼するのがおすすめです。

特に、振袖や訪問着、付け下げは、ニーズの高い着物であり、特に高額買取の可能性が高いですが、着物によらず、有名な作家や産地の着物も高額買取が期待できます。

買取業者はその着物の価値に焦点を当てて査定を行いますので、たとえ、お下がりの着物だとしても、気にせずに査定の依頼を行いましょう。