
着物買取の相場価格ってどのくらい?

買取対象となる着物
一口に着物といえど種類も多く、中には買取不可となる着物もあります。まずは買取価格のつく着物の種類を確認しておきましょう。・着物
留袖(色留袖/黒留袖)、振袖、訪問着、付け下げ、小紋、色無地、紬、友禅、作家着物 上記が、着物買取で値段の付きやすい着物の代表的な種類です。ほかには、沖縄着物、アンティーク着物、男性着物といった種類の着物も買取対象となります。 お持ちの方も多い浴衣や喪服は、買取価格がつけられないケースが多いようです。ただし、新品やメーカー、作家によっては値段がつくこともあるので、あらかじめ電話などで問い合わせて確認しておくと良いかもしれません。・帯
袋帯、丸帯、半幅帯、名古屋帯 買取でも頻繁に取引が行われている代表的な帯はこの4つで、これら以外にも、丸帯や角帯、兵児帯などが買取対象となるようです。・和装小物
反物、上布、帯締め、帯留、草履、扇子、バッグ、巾着、かんざしなど 着物買取業者の多くは、着物関連アイテムであれば和装小物も買取対象になることが多いです。帯留めなどは素材に金や宝石が使用されているものも多く、思わぬ高額買取となることもあるのでぜひ着物と合わせて査定してもらうことをオススメします。 関連記事:着物ってどうやって種類を見分けるの?着物の種類を格式別に一挙紹介!買取価格の高い着物の特徴

未使用品
着物は基本的に、時間が経つほど状態が劣化して価値が下がっていきます。最も高値が付きやすいのは未使用品で、新品時に近いほど買取相場は高くなります。丈の長い着物
丈が長ければ短く仕立て直すことが可能ですが、短い場合、伸ばすことができないため、中古では丈が長ければ長いほど価値が高まります。155cm未満の場合、相場は一段落ちてしまうのが一般的です。生地の種類について
着物買取で高値が付きやすいのは、生地に「正絹(しょうけん)」と呼ばれるシルク100%素材が使われている着物になります。ポリエステルなどの化繊、木綿、麻が素材の場合、業者によっては買取不可となることもあるので注意しましょう。シミや汚れのない着物
正絹の着物は特に、湿気に弱いという性質があるため、保管の際にシミやカビが発生しやすいという特徴があります。日ごろから風通しや防虫対策など、状態には十分注意しましょう。産地や作家について
本場加賀友禅、本場大島紬、結城紬といった伝統工芸品にも指定される有名産地の着物であれば高額買取に期待できます。また、有名作家の作品も高値が付きやすく、北村武資、由水十久、野口真造といった作家の作品であれば、数十万円の額で取引されることも珍しくありません。 関連記事:着物の素材(生地)と織り方の種類を徹底解説!【見分け方も解説】 関連記事:着物の保管方法と収納時のコツを徹底的に解説! 関連記事:着物着用後の上手なお手入れ方法【長持ちさせたい方必見】着物の高額買取のコツ

買取相場を把握しておく
着物の買取相場は、状態やメーカー、産地、作家によって変わってきます。ある程度の買取相場を把握しておくことで価値が見落とされたままの売買契約を防ぐことができます。相場を大きく下回った査定額が提示され場合には、提示金額の理由を聞くようにしましょう。業者選びのための複数査定依頼
着物の査定はあらゆる古物の中でも特に難しいため、業者によって買取価格に大きな差が出てしまうこともあります。最近では、手数料無料で査定をしてくれる業者も多く、キャンセル料も掛からないサービスがほとんどですので、積極的に無料査定サービスを使って最も高い査定額を提示してくれる業者を探しましょう。おわりに
着物の買取相場を把握することは少しでも高く着物を買い取ってもらうために重要となってきます。 着物の査定を受ける前には、今回ご紹介した買取相場と高額買取のコツを頭に入れて査定に臨み、高価買取を狙っていきましょう。 着物買取に関するおすすめの記事はこちら関連記事:着物の処分をお手軽&お得に:定番の方法と最もお得な処分のしかた
関連記事:着物の査定を考えている方必見!着物買取のトラブル例と対策法
関連記事:着物の種類によって買取相場が異なる?着物ごとの相場についてご紹介!
関連記事:その着物、高く売れるかも!買取額が高価な着物種類と高く売るコツ解説
関連記事:着物の買取額は安いのが当たり前なの?【高く売るには?】