色無地買取の相場情報と高く売るために確認しておきたい注意点

普段着として着ることのできる着物に「色無地」の着物があります。

色無地は、絵柄がなく様々な色に染められている着物のため、色んな場面で着ることができるとても使い勝手の良い着物と言えます。

では着物買取で、色無地はどれくらいの価値があるものなのでしょうか。説明を交えてご紹介します。

色無地とは

色無地とは

色無地(いろむじ)は、黒以外の単色で染め上げられた、無地の着物のことを指します。

色無地は、無地の生地であるがゆえに、上品さと華麗な雰囲気を併せ持っており、そのまま着用すれば街着など普段着として着ることができますし、紋が一つ入れば、お茶会や様々な祝賀会などの改まった席で略礼装として着ることもできます。また、三つ紋を付けることによって紋のない訪問着や付け下げよりも格上とはなりますが、着用できる場が限られてしまいますので注意が必要です。

色無地は使い勝手が良く、奥が深い着物

色無地は使い勝手が良く、奥が深い着物

先述の通り、色無地は、黒以外の単色の模様のない生地で作られた着物のことをいいます。

色無地の着物は、普段着から略礼装まで、いろいろな場面で着用することができるうえ、黒い帯を使用することで、略式ながら喪服として着用することもできたり、合わせる帯によっていろいろな場に着ていくことができる、大変使い勝手の良い着物と言えます。

また、若い頃は明るい鮮やか目の色で着用して、年齢を重ねたときには、落ち着いた色に染め直すなどすれば、何歳までも着ることができます。

色無地と似ている位置づけの着物として「小紋」が挙げられますが、これは関東地方の「江戸小紋」のことで、関西方面では「小紋」として位置づけされている場合もありますので、全国多方面からの会合などでは避けておいた方がよいでしょう。

様々な種類がある色無地ですが、最近では「紬」の色無地も作られています。着物ではなく紬ということで地味に見えそうですが、紬独自の生地感をもったうえに色鮮やかに染められているものも多く、着物買取でも柄物に引けを取らない査定額が期待できる着物です。

色無地は、柄がなく生地が重要視されるため、他の着物よりも余計に「色無地に始まり色無地に終わる」といわれるほど、着物の中でも深みのある品といわれています。

季節によって変わる色無地の種類

季節によって変わる色無地の種類

色無地には、通気性の良い生地で夏向けにつくられた種類があり、着る時期を分けることによって年間を通して着用することができます。

以下でその種類について紹介いたします。

一般的に着用される色無地は「袷(あわせ)」といい、基本的にオールシーズンで着用が可能な着物を言います。以下のように特に夏用の色無地の着物がありますが、最近は、室内であっても空調設備が整っている場所が多く、薄い生地の色無地でなくても、さほど暑さに困ることはないことはないようです。

単衣

「単衣(ひとえ)」は、真夏の時期の前後、6月頃の初夏と9月頃の初秋の時期に着用するもので、表生地一枚で仕立てられているため、袷の着物よりも涼しく着ることができます。

「絽(ろ)」は7月や8月の真夏に着用するもので、通気性の良い細かいレース地のような生地で作成されている着物です。生地自体の通気性が高いので、単衣よりもさらに着心地が涼しく感じられます。

色無地の買取相場は?

色無地の買取相場は?

色無地は大変使い勝手が良く、汎用性の非常に高い着物です。

しかしながら、絵柄などはなく華やかな色合いのものは稀で、日常的に着られることが多いことから、希少性といった面でも決して高いとは言えないため、着物買取における査定では高額査定になりにくいのが現状です。

また普段着として着られる着物であるがゆえに、普段から着物を着て出かけられる方でないと、実際になかなか着られることがなく、普段から洋装の方には、むしろイベントで着用する振袖や訪問着などの着物の方が出番が多く、色無地はそもそも着ない場合が多く、やはり査定額も低めになってしまいます。

具体的な買取相場については、その着物の状態にもより、買取金額は「数百円から数万円ぐらいまで」と幅広くなりますが、人間国宝など有名な着物作家による色無地の着物なら、それ以上の査定額が付く場合もあります。しかし、作家着物や伝統工芸品ではない色無地は、高くてもおよそ五千円くらいまでと考えたほうが良いでしょう。

また業者によって査定のみを無料で行っている着物専門の買取業者もありますので、その無料査定を利用してみるのもおすすめです。

色無地を高く売るための注意ポイント

どんなに高額な色無地の着物でも、汚れや他の条件により、着物買取で査定額が下がってしまう場合もあります。そうならないために注意すべきポイントを紹介いたします。

保管の際の湿気や汚れに注意

色無地の着物は柄がないため、シミや汚れ、カビなどが目立ちやすい着物です。汗染みや食べ物の付着など、タンスにしまってから変色する場合もありますので、こまめな虫干しなどの換気や、できればクリーニングも行うようにしましょう。

紋の有無も要確認

色無地は柄がないだけに流行りを気にせずに着ることができる着物です。また色無地は紋を付けることにより、改まった場所など略礼装として着用が可能になります。但し、三つ紋までつけてしまうと着物としての格は上がるものの、着用範囲が絞られてしまうため需要も低くなりますので注意が必要です。

着物の丈は長い方が良い

ただでさえ低めの査定額が付いてしまう傾向にある色無地ですが、丈の長さも重要な査定ポイントとなります。丈の長さが十分にあれば、業者で再販を行う際も丈の調整が可能なため、その分、査定額も上がりやすくなるのです。

着物専門の買取業者へ依頼する

色無地は一般的な着物なら、特に高い査定額が付く着物ではありません。しかし、伝統工芸品やブランドが付いているもの、また有名な着物作家による色無地なら、高めの査定額が付く可能性があります。そのためには、査定はリサイクルショップなどではなく、着物の価値がわかる着物専門の買取業者に依頼するようにしましょう。

まとめ:色無地買取の相場情報と高く売るための注意点

まとめ:色無地買取の相場情報と高く売るために確認しておきたい注意点

色無地は、柄がないだけに上品な雰囲気で品格のある着物である反面、あまり場所を選ばずに普段使いとしても着ることができる着物で、普段着から略礼装まで大変使い勝手の良い着物です。

着物買取での色無地は、盛んに取り扱われてはいるものの、一般的な色無地の着物にはさほど高い査定額が付くことはありません。しかし、作家による作品や伝統工芸品の色無地の場合には、着物の状態にもよりますが、高めの査定額が付く場合もあります。

少しでも高い査定額を得るためには、湿気による汚れや、紋の有無、丈の長さなど、査定に出す前にいくつか確認しておくべきポイントがありますが、まずは一度、無料出張査定等のサービスを提供している着物専門で買取を行っている業者がありますので、査定依頼を行ってみる事をおすすめします。