自宅にある着物を買取って欲しい、売りたいと考えていても、悪質な買取業者が多いのではないかと不安を抱く人も多いのではないでしょうか。 買取業者に売買を依頼する際に、トラブルが起こるケースも少なくありません。 そこで、着物買取で実際に起こっている業者とのトラブル事例や回避方法について紹介します。 また、安全に着物を買取ってもらうための方法についてもチェックしておきましょう。

着物買取のトラブル例と対策方法

着物買取で起こる、代表的なトラブルの例を4つ紹介します。また、それぞれのトラブルへの対処方法についても合わせて確認しておきましょう。

出張買取のトラブル:押し買い

着物の出張買取業者とのトラブルとしては、「押し買い」が挙げられます。押し買いとは、アポイントメントせずにスタッフが自宅を訪れて、無理やり物を売りつける「押し売り」とは反対に、無理矢理物を買い取ろうとする方法です。

買取業者に着物を売るべきかどうかの判断、相場はいくらなのかをリサーチする時間を与えずに、無理矢理自宅にある品物を査定し、買取るといった方法を指します。

出張買取のトラブル:抱き合わせ買取

買取業者に着物の買取を謳って訪問したり、依頼して査定に訪れた業者が、着物以外の品物も一緒に買取る「抱き合わせ」買取というトラブルも多いです。

「着物を買取る」と言って自宅を訪れ、着物を適当に査定した後に「アクセサリーなど金属も査定したい」と提案し、査定を望んでいなかった品物も強引に買取ろうとします。

着物を査定し「査定額が非常に低くなってしまう」などと話し、「このアクセサリーであれば着物以上の値段が付くのでアクセサリー類も売らないか」と査定を持ちかけるので注意が必要です。

宅配買取のトラブル:キャンセルできない

買取をキャンセルしたいと伝えても、「既に他のお客さんに買われてしまったので返品はできない」と断られたり、キャンセルしたい旨をメールで伝えても返信してもらえなかったりといった、キャンセルに関するトラブルも多いです。

実際にキャンセルができたとしても、返送料金として高額な費用を請求されるケースも少なくありません。

キャンセルの手続きの段階で疲弊してしまい「キャンセルはしなくてもよい」と諦めてしまうこともありますが、納得できない場合には最後まで諦めずに手続きを進めましょう。

買取自体のトラブル:買い叩き

買い叩きは、着物を正当な価格ではなく極めて安い値段で買い取る方法です。

買取業者と依頼者では着物に関する情報量が異なるので、相場よりも安い値段で買取る業者もいます。

買取相場は着物の種類ごとに大きく異なるので、自分だけで適正価格を見極めるのは難しいといえるでしょう。

「買取のプロが査定した値段であれば違いない」と考えてしまう人も多いですが、安いと感じる場合や納得できない場合には後悔しないためにも安易に売らないように注意が必要です。

実際にあった着物買取のトラブル例!

着物買取_トラブル例 国民生活センターに寄せられている相談内容から、実際に起こった買取業者と利用者のトラブル例について紹介します。

主に2つのトラブル例を紹介しますが、1つは押し売りに関するトラブル、もう1つはクーリングオフの拒否に関するトラブルです。いずれの場合も対処法があるので、しっかりと確認してトラブルに巻き込まれないように注意しましょう。

着物買取のはずが貴金属を押し買いされた・・・

  1. 「突然買取業者が自宅を訪れたので断ったものの、交通費がかかっているので査定をして着物を買取るまでは帰らないと、無理やり居座られた」
  2. 「必要なくなった着物を買取るという理由で買取業者が自宅を訪れ、査定はしなくてもよいと断っているにもかかわらず金属類を査定され、着物も貴金属も強引に買取られた。着物は買取業者が持ち帰ってしまったが、取りかえすことは可能か」
  3. 「必要のなくなった着物はありますかという電話がかかってきて、着物があったので買取ってもらうことにしたものの、貴金属も一緒に売ってしまったことを後悔している」


自宅に居座る悪質な買取業者も存在しますが、違法行為にあたるため警察に通報し、対処してもらうことが可能です。契約書にサインして品物を持ち帰られたとしてもクーリングオフが適用されるため、品物を返してもらえます。

クーリング・オフはできないと言われた・・・

  1. 「キャンセルしたら違約金が発生するといわれ、キャンセルを諦めた」
  2. 「クーリングオフはできない契約だといわれた」
消費者が契約を解除したいと申し出ても業者が「クーリングオフはできない」と拒否するケースがありますが、妨害する行為については無効であり、定められた期間内であればクーリングオフすることが可能です。

クーリングオフは書面を受け取ってから8日間と定められているため、この期間内であれば業者が拒否してもクーリングオフをできます。

トラブルに合わないために!着物買取のトラブル回避方法一覧!

トラブルを避けるために確認しておくべきトラブル回避方法について解説します。

着物買取の基礎知識を身につける

自宅にある着物のブランドや種類、作家といった買取価格を左右するポイントをチェックしておきましょう。

しかし、買取相場についてはあくまでも一例であり、必ず自分が所有している着物と買取価格の相場が同じであるわけではないため、参考にする程度にとどめましょう。

トラブル例を確認しておく

インターネットで検索をすると、着物の買取業者を利用した人のトラブル事例を確認できます。

どのような問題が起こっているのかを確認しておくことで、万が一トラブルに巻き込まれそうになった場合にも冷静に対処できるでしょう。

大切な着物は簡単に手放さない

着物の買取を依頼しようと、検討している業者を絞っても、本当に信用できる業者かどうかを判断するまでには時間がかかる場合もあります。

引越しといった様々な事情で買取業者に依頼したい場合には、スケジュールに余裕をもって業者を探すことが大切です。

大切な着物を簡単に手放さないようにすることで、トラブルを予防できるでしょう。

複数の着物買取業者に相見積もりを依頼する

いくつかの着物買取業者に相見積もりをすることで、自分が持っている着物の買取相場を確認することにつながります。

複数の業者のなかから最も信頼できる業者や、高い買取価格をつけた業者に依頼をしましょう。

無料でキャンセルできる着物買取業者に依頼する

キャンセル料がかからない業者であれば、複数の業者に見積もりを依頼して比較しやすいほか、1回キャンセルしてから再度考えるといったことも可能です。

納得できる金額で買取ってもらえるかどうかにもつながるでしょう。

急な勧誘、訪問をする業者には要注意

突然自宅を訪れたり電話をしたりといった、訪問や勧誘をする業者には注意が必要です。

押し買いや詐欺などのトラブルに巻き込まれる可能性が極めて高いため、大切な着物はあらかじめインターネットで調べ、吟味して決めた買取業者に査定をしてもらいましょう。

初回の訪問では契約しない

押し買いといった買取時に起こるトラブルに巻き込まれないように、「最初の査定では契約しない」と決めておく方法も有効です。

最初は査定だけをしてもらい、時間をかけて冷静な判断をすれば、買取ってもらった後に後悔をすることもないでしょう。

少しでも査定内容に不満がある時は売らない

いくつかの着物買取業者に査定を依頼しても、「大切な着物である」といった自分の感情に見合わない買取価格だったというケースは少なくありません。

買取価格に不満がある場合には、売らないようにすることでトラブルに巻き込まれたり後悔をしたりといったこともなくなるでしょう。

まとめ

着物の買取業者は、優良業者だけではなく悪質な業者も存在します。

実際に起こっているトラブル事例を参考にして、トラブルを回避して納得できる金額で買取ってもらいましょう。