シミ付きの着物は買取してもらえる?

不要な着物の買取を依頼しようとして、長年仕舞ったままにしていた着物をタンスから出してみたらシミが付いてしまっていた、なんてことはよくあることかもしれません。

ここでは、そんなシミの付いた着物でも買取が可能なのか、シミがついてしまう原因から着物の管理の仕方までを含めてご説明いたします。

着物にシミが付いてしまう原因

着物にシミが付いてしまう原因

久しぶりに箪笥から着物を出してみたらシミが付いてしまっていて、着ることができなかったり、着物買取に出すのを躊躇してしまう事もあるかもしれません。

着物のシミの原因は、大きく「汗染み」「皮脂汚れ」「湿気」の3つに分けられます。以下にそれぞれの汚れの原因を記載します。

汗染み

着物は帯で締めるため、気温の高い中を歩いたり、緊張する場所の場合には汗をかきやすく、そのままにすると汗染みとなってシミが付いてしまうのです。

皮脂汚れ

汗と同様に着物のシミの原因となりやすいのが皮脂汚れです。皮脂汚れは汗をかくタイミングと同じで、衿や袖口等に付着して、時間を置くとやはりシミになってしまいます。

湿気

湿気は、汗や皮脂汚れとは違い、箪笥に仕舞ったままなど虫干しなどの定期的な管理を怠ってしまうことで、箪笥の中の湿気が生地に付着して、シミになってしまうのです。着物の保管に用いる「たとう紙」がありますが、たとう紙に包んでいれば安心というわけではなく、たとう紙にも湿気を吸収する限界がありますので注意が必要です。

着物にシミなどが付かないようにする方法

着物にシミなどが付かないようにする方法

それでは着物のシミや汚れについて、防止するにはどうしたらよいのでしょうか。

防止の方法として、ひとつは「ガード加工」と呼ばれる加工を施す方法があります。これはフッ素系の加工剤を使用することで、撥水・撥油効果を得るものです。ガード加工を施すことによって、汗や様々な汚れを防ぐことができるのです。但し、完璧に汚れが防げるのかというとそうではありません。着物にまともに飲み物をこぼしたりした場合などは完全に防げない可能性があります。

ただ、ガード加工を施すと着物元々の風合いなどを損ねてしまうと感じられる方もいらっしゃり、気にされる方はよく検討された方がよいでしょう。

またシワの防止には、畳んだ着物の内側に紙をはさんだりすることもありますが、畳んだ折り目のところに「着物枕」とよばれるものを挟む方法があります。着物枕はいくつかのメーカーから出ており、用途によって使い分けるのがよさそうです。

シミが付いた着物は買取可能?

シミが付いた着物は買取可能?

着物の買取業者は、シミの付いてしまった着物の買取は可能なのでしょうか。

結論として、業者にもよりますが、状態によって着物の買取は可能です。

では、なぜシミや汚れが付いた着物を買い取ることができるのでしょうか?

買い取った業者で費用をかけてクリーニングし、その費用分を加味しても利益が見込めると判断されれば、シミの付いた着物でも買い取ってもらえるのです。

また、シミや汚れがさほどひどくなくても、汚れが付いている位置や大きさなどによっては、クリーニングによる修復が難しいと判断され、買取が難しくなる可能性もありますので、買取に出す場合には、自分で判断せずに、業者の査定スタッフにしっかり見てもらう方がよいでしょう。

シミ付きの着物を処分する方法

シミ付きの着物を処分する方法

シミや汚れの付いた着物を捨てずに処分するには、主に三つの方法があります。以下でそれぞれの方法の特徴について、ご紹介いたします。

「着物買取の専門店・業者」に買取に出す方法

この方法は、着物の知識を持っている査定スタッフが査定を担当しますので、見逃しや間違いのない査定が期待できることから、お勧めの方法です。

着物買取専門の業者でしたら、シミや汚れの付いた着物でも、査定できちんと見るべきポイントをチェックして、汚れが付いているから安い査定額を付けるということではなく、この汚れがどれほど査定額に影響するものなのかを見極めることができるため、安心して査定をお任せすることができます。

「リサイクルショップ」に買取を依頼する方法

リサイクルショップに買取を依頼する場合には、そのショップで着物販売の取り扱いがない場合がありますので、無駄な持ち込みをしないためにも事前に確認しておく必要があります。

但し、着物の取り扱いがある場合でも、複合的な商品の販売を行っているリサイクルショップでは、着物自体の需要が低いと考えられること、また、査定担当者の着物に関する知識が豊富ではないことが考えられることから、着物買取専門業者に依頼するよりも、買取金額は低めになってしまう可能性がありますので注意が必要です。

「ネットオークション」に出品する方法

ネットオークション出品の場合には、注意すべきポイントが2つあります。

まずは、オークションに出品したからといって、必ず買い手が付くとは限らないことです。出品した着物にシミや汚れがついていれば尚更と言えます。

また、汚れ付きの着物を出品する場合、商品説明欄にその旨を記載する必要がありますが、もし出品の際に見逃した小さなシミや汚れがあった場合、クレームや低評価の原因にもなってしまいますので注意が必要です。最悪の場合、返金対応となる場合もありますので、細心の注意を払うようにしましょう。

処分する前によく確認しておきたい着物買取のポイント

処分する前によく確認しておきたい着物買取のポイント

シミや汚れの付いた着物でも、買取に出す際に確認しておきたいポイントがあります。

まずは、着物購入時に付加されていた「証紙」があれば、買取時に揃えておくことをおすすめします。汚れている着物でも、その着物を証明できる証紙が有ることで、それだけで価値がわかりやすくなりますし、業者で買取後にクリーニングして再販したとしても、証紙が有ることで購入者に何の生地なのかが伝わり、とても売り易い商品となるのです。

また、その着物に合わせて使用できる帯などがあれば、それも揃えて買取に出すとよいでしょう。また帯を締めるときに使用できる腰ひも等もあれば揃えておくと、やはり再販時に売却しやすくなりますので、業者も買取しやすくなり、おすすめです。

まとめ:シミ付きの着物は買取してもらえる?

まとめ:シミ付きの着物は買取してもらえる?

シミや汚れの付いた着物でも、業者によっては買取が可能な場合があります。

もちろん綺麗な状態で買取を依頼すれば、汚れがある状態よりは高額な査定額が付きやすいですが、自分で汚れを落とそうとはしない方がよいでしょう。汚れの落とし方によっては更に広がってしまい、査定額が更に下がってしまう可能性もあるため、専門職の方以外で知識がなく自分で調べて汚れを落とすような方法はおすすめできません。

いずれにせよ、買取可能な着物であれば、業者側でクリーニングを行いますので、無理に自分できれいにしようとはせずに、そのまま買取に出すようにしましょう。

また、どのような生地なのかわかりやすくなりますので、証紙などの付属品は必ず揃えておき、着物の知識を持った着物買取の専門業者に買取を依頼しましょう。