不要になった浴衣は捨てずに買取してもらおう!浴衣の買取のコツ

夏になると一気に人気が高まるのが浴衣です。

しかし浴衣を着るのは、年に一度の夏だけで、それも1シーズンに数えるほどしか着用しないという方がほとんどなのではないでしょうか。

ここでは、不要になった浴衣を捨てずに、着物買取で浴衣を売却する場合のコツなどについて説明いたします。

浴衣を売るのに最適な時期とは

浴衣を売るのに最適な時期とは

浴衣が百貨店など店舗で販売されるのは一般的には夏前で、なかなか秋や冬頃に準備ができるものではありません。ほとんどの人は、浴衣を着るシーズンの直前に購入することが多いでしょう。

そういった背景もあり、浴衣を秋や冬などの着物買取で買取を依頼する際には、なかなか買い取ってもらえないことが多いのです。買取が成立したとしても、買取の金額は低めになってしまう傾向にあります。

夏直前の4~7月頃であれば市場のニーズもあり、業者が買い取った後も再販の目処がたつため、新品の浴衣でなくても高めの買取価格が付きやすくなるのです。

そういった状況から、着物買取で浴衣を買取依頼するのは、夏からひとシーズン手前の、春から初夏の時期がおすすめなのです。

浴衣をなるべく高値で買取してもらうためには

浴衣をなるべく高値で買取してもらうためには

業者からしてみると、浴衣は時期的な需要に左右されるため、着物ほど買い取りやすいものではなく、買取の時期も夏前に限られると考えてよいでしょう。

浴衣を買取に出す場合には、そんな限られた期間で買取を依頼しなくてはならないため、事前に準備しておくべきポイントが幾つかあります。

少しでも高い値段で査定してもらうために、買取前には以下のポイントについて確認するようにしましょう。

シミがついていないか

着物の買取も同様ですが、品物にシミや黄ばみ等の汚れがついてしまっていては、もちろん査定額も下がってしまいます。そうならないためにも、着物買取で浴衣を買取に出す場合には、事前にシミなどの汚れが付いていないか確認を行うようにしましょう。

ただ着物と違い、浴衣の場合は、シミがついてしまっていても対処がしやすいということがあります。着物は専門の知識がない限り、自身で染み抜きなどを行うことはおすすめできませんが、浴衣の場合は、シミの原因にもよりますが自身で対処できる場合がありますので、ご紹介いたします。

まずは生地の種類を確認します。もし生地が「絹」や「麻」だった場合には、自分で染み抜きせずにクリーニングに出すようにしましょう。

「綿」や「化繊」だった場合には、ぬるま湯に洗濯用石鹸を少し溶かしたものでシミを押し洗いします。汚れが強めの場合はシワにならない程度に揉むように洗います。その後、冷水ですすいで、日陰で干しましょう。

独特な臭いがしないか

浴衣は一年で1シーズンしか着ないため、長い間しまったままになっていることが多いものです。いよいよ買取に出そうとしたときに、しまっていた間についた防虫剤やタンス等の臭いがついていたら気になりますよね。そうならないためのコツをご紹介いたします。

まず、タンス等から出した場合に臭いが気になったら、風通しの良い場所にハンガーにかけておきましょう。あまり風が通らない場合などは、扇風機などを併用するのもおすすめです。

また、着用後に自分で洗濯する際に、防臭効果のある柔軟剤を使用する方法もあります。そうすることで、汗のにおいなども抑えられ、更に柔軟剤ということでシワもつきにくくなります。

シワがついてしまっていないか

浴衣は長期間タンスにしまっていることが多いため、シワが付きやすいのです。

そういったことから、最近の浴衣のなかには、シワになりにくい生地を使用したものもありますが、ここでは通常の浴衣でシワを防止する方法をご紹介します。

浴衣でシワを防ぐポイントは主に洗濯時に多くあります。まず着用後の洗濯では、浴衣を「洗濯用ネット」にいれて洗うようにしましょう。こうすることで洗濯機の中で生地がよれることを防いで、シワが付きにくくなります。さらに、洗濯が終了して干す際にもポイントがあります。

まずは「着物用ハンガー」を使用することです。着物用ハンガーは浴衣などの袖を左右真っすぐな状態で干すことができますので、生地を伸ばした状態でシワになりにくいのです。もし着物用ハンガーを用意することが難しい場合には、高さのある場所で、物干し竿に通して干しても構いません。

更に、着物用ハンガーにかけた際に、生地に気になるシワがついていたら、表裏から手でたたいて、乾く前にシワを伸ばしておきましょう。

浴衣が乾いたら、アイロンをかけて生地を伸ばしてシワを取り、丁寧に畳んでしまうようにしましょう。

十分な大きさ・サイズがあるか

着物買取で買い取りされた浴衣は、業者によって主に再販されることが多いのです。そのため、あまりにもサイズが小さかったり、最近の日本人の体形に合わないサイズの場合には買取ができない場合があります。買取に出そうとしている浴衣が平均的なサイズなのかも確認をしておきましょう。

浴衣の高級ブランドや伝統技術について

浴衣の高級ブランドや伝統技術について

カジュアルな衣服とはいえ決して安くはない浴衣ですが、歴史ある伝統技術が生かされていたり、そういった技術が施された高級ブランドの浴衣があります。


有名な伝統技術としては「有松絞り(ありまつしぼり)」があります。

この技術は、江戸時代に今の愛知県名古屋市にある有松の町の特産品として、他地域での生産ができないよう尾張藩の保護を受け、独自に発展をしてきたものです。

柄の決定、型彫りなどをはじめ、絞り、染色、仕上げなどそれぞれの工程を、微細な精密さや正確さなどの高い技術をもった職人たちが手掛けて作られています。

有松絞りは約400年の歴史を持つ名古屋の伝統工芸で、生産される作品は非常に高い価値を持ち、高値で取引されています。


また浴衣の高級ブランドでは「竺仙(ちくせん)」が大変有名です。

古典的なデザインが主ですが、それでも現代の感覚にしっかりマッチしながらも流りに左右されない浴衣は、長く愛用することができます。

江戸からはじまり、平成へと受け継がれた竺仙の染技術には、注染(ちゅうせん)、引き染、先染め、ローケツ染、しごき染めなどの染色方法があり、最近の人気の柄には「紫陽花」「七宝」「波にかもめ」などがあります。また柄だけではなく、例えば「波にかもめ」なら竺仙の綿紅梅(めんこうばい)生地が使用されていて、最高の着心地の良さも人気のひとつとなっています。

高価買取になる可能性がある浴衣の種類

高価買取になる可能性がある浴衣の種類

浴衣には使用されている生地から様々なあり、沢山の種類があります。ここではそれら浴衣の種類をご説明いたします。

錦紅梅の特徴について

錦紅梅(めんこうばい)は、織り糸の経横糸に間隔を置いて格子状に太い糸を織り込んだ生地に染色を施した浴衣です。

生地全体に太い糸と細い糸の格子状の凹凸ができるため、生地が肌に張り付くことがなく、着心地がよく感じられます。

綿絽の特徴について

綿絽(めんろ)は、絡み織(からみおり)とよばれる一本の太い横糸に二本の糸を絡ませるようにする織り方から作られる綿の生地です。

この生地の目はとても粗くできているため通気性もよく、見た目も透けた感じに見える事で涼しげな印象を与えます。

綿縮の特徴について

綿縮(めんちぢみ)は、木綿糸で織った布を精錬することにより「シボ(布の凹凸)」を出した生地です。

このシボの凹凸があることにより、生地が肌に密着することを防ぐことができるため、着心地が涼しく感じられます。

麻縮の特徴について

麻縮(あさちぢみ)は、苧麻(ラミー)などの麻を使用して織られた布生地です。

天然の麻は、吸水性・放熱性に富んでおり、多種ある繊維のなかで最も発汗作用が高いといわれていて、夏の生地には最適です。

綿絞りの特徴について

綿絞り(めんしぼり)は、綿生地を用いて絞り加工を施した生地です。

絞りによりできた生地表面の凹凸により、通気性と肌への密着を防ぐことができ、着用時も涼しさを感じます。

まとめ:浴衣の買取のコツについて

まとめ:浴衣の買取のコツについて

浴衣は着用するシーズンが夏だけに限られるため、着物買取に浴衣を出す場合には、なるべく夏の少し前の4月から7月の間の、業者が買取しやすいタイミングで買い取りに出すようにしましょう。

但し、やはり時期があるため、浴衣は高級ブランドの品物でもない限りは、買取しやすいものではありませんので、買取を依頼する際には、汚れや臭い、シワの有無などに気を付けて、少しでも高い査定額を付けてもらえるように、事前に準備をしておくことをおすすめします。