金券とは、定められた範囲内で貨幣と同等の価値を認められたものを指します。例えば、商品券やギフトカードなどはその代表的な存在です。その他にも、金券と呼ばれるものは意外なほど多くあり、私たちの生活に深く根付いています。そこで、金券の種類とそれぞれの特徴についてご紹介します。

商品券とギフトカードの違い

商品券やギフトカードは金券の代表選手ですが、両者の違いは何でしょうか。実は、根本的な違いはありません。両者とも加盟店で額面に応じた商品が購入できる点では全く一緒です。ただ、ギフトカードは贈答品を贈るための金券だという意味合いがあり、使用する目的が違うとも言えます。しかし、贈答品購入のために使用しなくてはいけないという決まりはなく、ギフトカードで私物を買ってもそれは自由です。したがって、根本的には同じものだと言えます。また、商品券やギフトカードには、有効期限がある、おつりがでないという欠点がありましたが、現在では有効期限はなく、おつりも出るものが増えています。数ある金券の中でも商品券とギフトカードが代表的な存在に位置付けられているのは、その利便性の高さよるものなのです。

金券の種類とその目的

商品券やギフトカードは比較的利用範囲の広い金券ですが、もっと利用範囲が限定的なものもあります。例えば、図書カードやビール券です。また、航空券や公共交通機関の乗車券も額面通りの金額分だけ乗りもので移動できるという点において立派な金券です。もちろん、映画鑑賞券やテーマパークの入場券も金券ですし、切手やハガキも表示されている金額に応じて郵送をしてくれるという点において貨幣に準じるものだと言えます。このように、私たちは無意識のうちに数多くの金券を利用しながら生活しています。しかし、なぜこのように多くの金券があるのでしょうか。ひとつには手間を省くという意味合いがあります。もし、電車に乗るのに改札口で現金を払っていると大変な混雑になります。これは映画館やテーマパークでも同じです。そのため、簡単に処理ができるように、あらかじめ切符や入場券という形に換えてもらっているのです。そして、もうひとつは集客効果です。あえて、現金より使い道を限定した商品券や図書カードを配ることでお客様を一定の店舗や商品に集中させる効果が期待できます。


金券の現金化と種類によって異なる換金率

金券は私たちの生活になくてはならないものです。しかし、その反面、デメリットも存在します。使い道が限定されているため、所有者によっては本来の価値がなくなってしまう点です。例えば、お酒が飲めない人にとっては、ビール券は無意味ですし、本に興味がない人が図書カードを持っていても宝の持ち腐れです。そこで、金券を現金化する手段として、多くの人は金券ショップが利用します。金券ショップは、不要な金券を買取って必要な人に販売する商売です。例えば、1000円の図書カードがあれば900円で買取り、950円で販売します。本に興味がない人は900円を手に入れて自分が欲しいものが購入できますし、本を購入したい人は950円払って1000円の本が買えるので50円得をするわけです。ただ、金券の換金率は種類によって異なるため、注意が必要です。具体的な数字はお店によって異なりますが、一般的に収入印紙や全国共通商品券などといった需要の多いものは97%、98%などという高い換金率が期待できます。逆に、切手は85%、テレホンカードは20%前後という具合に、需要の減ってきているものに対しては、どうしても換金率は下がってしまいます。そこで、金券ショップを利用する際は、査定をしてもらってからがっかりしないように、インターネットなどであらかじめ相場を調べておいた方が賢明です。また、同じ図書カードなどでも、限定デザインは通常よりも高い換金率を提示するお店もあるので、少しでも高く売りたければ、複数のお店を回って一番条件のよいところで売るという方法もあります。お店を何件も回るのが手間だと思えば、出張買取を行っている店舗もありますので、そういったサービスを利用してみてはいかがでしょうか。