中国切手は、文化大革命によって多くの切手が処分されてしまったため、希少価値の高い切手が多く存在します。切手愛好家の間では昔から人気が高く、中国のコレクターは、わざわざ日本まで買い付けに来ると言われています。 この記事では、高く売れる中国切手の種類についてや、少しでも高く売る方法について詳しくご紹介いたします。 これから査定を考えている方は、ぜひ一読してみてください。

中国切手とは

中国で発行された全ての切手を「中国切手」と呼ぶと思っている方は多いと思いますが、一般的には1949年以降に発行された「新中国切手」のことを言います。 下部に「編号」といわれる番号が記載されており、それぞれの時代を記号で表しています。   編号の発行年数と代表的な中国切手の名称  
編号 発行年 代表的な切手
「紀」  1949年〜1967年発行 梅蘭芳舞台芸術(紀94)
「特」 1951年〜1966年発行 牡丹シリーズ(特61)
「文」 1967年4月~1970年6月発行 毛主席の最新指示(文10)
「革」 1970年発行 オオパンダ2次(革14)
「J」 1947年以降発行 全国科学大会(J25)
「T」 1974年以降発行 1980年年賀切手 申(T46)
  特に希少価値が高いのは、1949年〜1984年発行の切手です。 この時代の切手は軒並み高額取引されており、コレクターたちの間でも非常に人気が高いです。   1966年〜1976年、毛沢東によって「文化大革命」という文化運動が行われました。 それに伴い、中国では切手収集が禁止され、これまでに発行されたものはすべて処分されました。 そのため、この時代の切手は残存数が極端に少なく、非常に高値で取引されているのです。   代表的な例として「毛沢東と文化大革命」「赤猿」は、過去に数百万以上の値がついたこともあります。

有名な中国切手の種類

有名な中国切手の種類 この章では、中国切手の中でも特に有名なプレミア切手をいくつかご紹介します。  

 赤猿(子ザル)のデザイン

赤猿(子ザル)は、中国切手の代表とも言える有名な切手です。 中国初の年賀切手で、赤い背景に猿が描かれている縁起の良いデザインが人気です。   年賀切手のため発行当初から数が少ないうえに、文化大革命も受けているため現存している数が非常に少ないのが特徴です。 80枚のシートでは、なんと数百万円で取引されたこともあると言われています。  

 オオパンダシリーズ

赤猿と同じく、人気の高い切手のひとつです。 一次と二次を全てあわせてで9種類のデザインがありました。 中国の画家である呉作人の水墨画が原案となっており、愛らしいパンダ柄が人気です。   このシリーズも文化大革命の影響を受けているため非常に数が少なく、特に二次の三種類が揃った状態だと約数万円という高い値段。  

 毛沢東の切手 

「毛沢東の長寿を祝う」「毛主席の最新指示」など、毛沢東の肖像画と語録を記載したシリーズで、どれも現存数が少ないプレミア価値の切手です。   当時の中国は、文化大革命時代の真っ只中にあり、切手の輸出を全面的に禁止していました。 そのため、この時期に発行された切手は全て、外国からの旅行者が持ち込んだもの以外に手に入れる方法がありませんでした。   特にプレミア感が高いシリーズといえば「毛沢東の長寿を祝う」の全11種類です。 全て揃っていると数十万の価値がつく可能性もあります。  

 少年たちよ子供の時から科学を愛そう

文化大革命が終わり、子どもたちへの科学教育に力を入れている時代に発行されました。 鮮やかなカラーリングが特徴で、小型シートに描かれた女の子の明るい表情が印象的です。   バラは数百円程度とそれほど価値の高い切手ではありませんが、小型シートはたった10万枚とかなり数が少ないため、過去には十万円を超える価格がついたこともあります。  

 牡丹シリーズ

牡丹の花は中国では非常に好まれている花です。 牡丹シリーズは、1枚1枚に異なる牡丹が描かれており、非常に華やかで人気の高いシリーズです。   文化大革命以前に発行されているため、バラでも数万円の値段がつくであろうと言われています。 特に有名な「状元紅 大金粉」は、十数万円の価格がついたこともあります。 小型シートはたった4万枚しか発行されていないため、バラよりも高値で取引されることが多いようです。  

 中華人民共和国成立15周年

中華人民共和国の15周年を記念した切手です。 わずか4万枚と非常に少ない発行数であるうえに、発行後すぐに文化大革命が起きたため、現存数が非常に少ないと言われています。   「五星紅旗」「中国共産党を称える文言」「毛沢東主席を称えた文言」の3種類のデザインが全て揃った状態で、1シート数万円と高額で買取されていたこともあるようです。  

 徐悲鴻莽馬シリーズ

世界的に有名な中国の画家「徐悲鴻」の絵が採用された切手です。 徐悲鴻の代表作でもある馬の水墨画は非常に人気が高く、特に小型シートは1枚数万円という高額で取引されています。  

 全国科学会議記念

当時の中国の一大イベントであった「全国科学会議」を記念して発売されました。   「会議のマーク」「4つの近代化の旗」「原子力マーク」の3種類が発行され、特にシートは発行数が少なく、なかなか手に入らないプレミア価値がついています。

中国切手を高く買い取ってもらうには

中国切手には、高価取引が期待できるものが多数存在します。 ただし、保存状態によっては査定額がダウンしてしまう可能性もあります。 自分が所持している切手を少しでも高く買い取ってもらうために、査定に持っていく前に気をつけておくポイントがありますので、ぜひご一読ください。  

 消印が無いほうがいい?

基本的に未使用の方が買取価格が高い傾向にあります。 しかし、なかなか手に入らないような切手の場合、消印があっても十分買取は可能です。 消印の押し方によって価格が変わる可能性もあり、かすれのない綺麗な消印の方が高額になる可能性もあります。  

  劣化させない

切手は非常に繊細なので、ちょっとしたミスで破れてしまったり、汚れてしまったりすることがあります。 保存状態は買取査定に大きく影響することもありますので、少しでも劣化を防ぐための対策を行っておきましょう。   切手の劣化防止には専用のストックブックへの保管が便利です。 ストックブックに切手を貼る際には、ヒンジという専用シートを使用します。 片面に糊がついていて、水に濡らすだけで簡単に貼り付けられます。 完全に乾かすと簡単に剥がせるため、破れる心配がありません。 また、手の油が切手に付着することを防ぐために、保管作業にはピンセットを使用しましょう。   もし、所持している切手が汚れていても買取は可能です。 査定価格は多少下がってしまうこともありますが、中には高額で買取ってもらえる切手があるかもしれません。あきらめずに査定してもらいましょう。

中国切手は値下がりする前に買取へ

中国切手の市場は、ここ数年落ち着いてきていると言われています。 以前は高騰していたプレミア切手の価格も、かなり一般的な金額に落ち着いてきているようです。 この章では、中国切手を早く買取に出したほうがいい理由と、買取に出す場所、相場についても詳しく紹介いたします。

  中国切手は早く買取に出したほうがお得

中国切手は、投資を目的とした収集家によって一時期価格が高騰していました。 しかし、景気が落ち着いてきた昨今、かなり相場は落ち着いたと言われています。 この先、値下がりする可能性も考えると、今が一番高額買取となる可能性が高いです。   今後買取を考えている方は、なるべく早めに査定に出すことをおすすめします。  

 オークションで買取相場を知る

切手の買取相場は、オークションやフリマサイトなどで事前に調査しておきましょう。 相場を事前に知ることで、買取査定で金額を提示された時、売っていいのかどうか自分で判断できます。   ただし、オークションやフリマサイトに掲載されている価格は、出品者の希望金額が提示されていることがほとんどです。参考程度に留めておきましょう。  

 切手の買取専門店

中国切手は現存数が少ないため、偽物も多く出回っています。 金券ショップやオークションのような専門性の低い場所に出してしまうと、正しい価格で買取してもらえない可能性もあります。   正しい価値で買取してもらうためには、専門の買取査定で正確な価値を査定してもらうことをおすすめします。

まとめ

中国切手は、市場に出回っている枚数が少ないものが多いため、いまだに人気が高いです。 中でもプレミア度の高い「赤猿」や「毛沢東シリーズ」は、もし所持していたらぜひ一度査定に持っていってください。高価買取が期待できると思います。   しかし偽物も多く出回っているといわれており、実際に売る場合は正確に価値を判断してくれる買取業者に査定を依頼した方が安心です。   年々市場価値が下がっているといわれているので、少しでも高く買取してもらいたい場合は、なるべく早めに買取に出すことをおすすめします。