切手は19世紀から続く古いアイテムであり、実用品としての価値だけでなく、コレクションの対象にもなっています。中には、何百万円という値段で取引されている切手もあるほどです。しかし、その値打はどのようにして決まるのでしょうか。そこで、切手の価値を決めるポイントと高く売るコツについてご説明します。

切手の値打は希少性の高さがポイント

何万円、何十万円という高額な値段で取引されている切手は、間違いなく希少性が高いものです。発売当時にいくら人気が高くても世間に広く出回っているものでは高額取引の対象にはなりません。逆に、発売当時はあまり人気がなかったものの、後年になって評価が高まった品にはしばしばプレミアムな価値が付随し、思わぬ値段がつくものです。特に、明治や大正時代の切手にはそのようなものが数多くあります。また、記念切手は普通切手に比べると流通量が少なく、高い値段がつきやすいものです。例えば、60年代~80年代にかけて流行したアニメやコミックの記念切手は今でも根強い人気を誇っています。ただ、2000年代になると記念切手が乱発されるようになり、最近のものは価値が付きにくくなっています。

状態によっても違う切手の買取価格

希少価値の高い切手はそれだけ高値で取引されますが、実際には簡単に手に入るものではありません。しかし、特にプレミアムな価値がない切手でも換金は可能です。たいていは額面より安くなってしまいますが、切手として使用しないのなら売ってしまった方がお得です。その場合、ちょっとした違いで買取価格に差が生じる場合があります。まず大切なのは状態です。これは切手に限らず言えることですが、シミや変色、折り目などがあったりすると買取額は安くなってしまいます。そのため、切手を保存する時は、ファイルやストックブックなどに入れ、劣化を防ぐのがおすすめです。また、切手はバラで売るよりもシートの方が買取額は高くなります。シートはバラよりも切手としての需要が高く、業者としても販売がしやすいからです。さらに、バラの切手でも、同じ額面のものが大量にあるのなら台紙に貼ってから売るという手があります。貼り方は、A3のコピー用紙を用意し、10列×5行で計50枚の切手を濡らしたスポンジで裏面を湿らしながら貼っていくわけです。こうすると、企業などが大量に郵便物を出す際に、別納郵便として利用できるので通常よりも高い値段がつきます。ただし、台紙に貼った切手に破れたものが混じっていると買取不可になってしまうので作業の際は十分気をつけてください。


切手を売る方法

切手を売るには、主に3つの方法があります。まず、最も手軽な方法は金券ショップです。駅前によくあり、商品券やチケットと同じように売買が可能です。しかし、金券ショップは普通切手の買取がメインで、額面によって機械的に買取額が決められていきます。何万円もするプレミア切手があってもその価値は考慮してくれませんし、現在では使用できない古い切手は買取不可になってしまいます。そこで、次に考えられるのがネットオークションです。オークションでは多くのコレクターが自分の欲しい切手を探しているため、思わぬ高値で取引できる場合があります。その一方で、オークションサイトへの登録手続き、商品の写真撮影と説明文のアップロード、取引が成立した時の発送とすべての作業を自分で行う必要があります。非常に手間がかかる点がデメリットです。しかも、入札者とトラブルがあった場合も自分で処理をしなくてはなりません。最後は、切手専門の買取店です。切手に詳しい店員が査定を行うので、金券ショップで買い叩かれた切手でも高く売れる可能性があります。その反面、店舗そのものが少なく、遠くまで売りに行かなければならないのが欠点でした。しかし、現在では出張買取サービスを行っている店舗も多数あります。インターネットなどで調べた上で、利用を検討してみてはいかがでしょうか。