記念切手の買取価格を上げるためのポイントとは?実際の買取価格はどのくらい?

いまではすっかり蒐集しなくなってしまった切手のコレクションが、押し入れなどの奥にしまったままになっている方も多いのではないでしょうか。

しかし、もう不要ということで郵便局に持ち込んでも、郵便局では換金することはできず、他の切手やはがきなどへの交換となってしまうのです。

切手を換金するにはいくつかの方法がありますが、たくさん集めた切手の中で、価値のある記念切手などが入っていたら、高い査定金額がつくかもしれません。

ここでは、そんな記念切手の種類や、記念切手を売る場合の価格などについて説明いたします。

記念切手とは

記念切手とは

記念切手とは、国内で行われた国家行事を記念して発行される切手を指します。

記念切手は普通切手等とは異なり、発行枚数が決められていたり、販売する郵便局が制限される場合もあります。

日本国内で記念切手が発行されたのは明治時代で、発行ペースも数年に一度程度でしたが、戦後からは一年でも数多く発行されるようになりました。

特に印象的な国家的行事はオリンピックではないでしょうか。日本で初めて開催された東京オリンピックや各冬季オリンピックなどでは、それらを記念して切手が発行されています。

また記念切手とよく混同されるのが特殊切手と呼ばれるもので、これは自治体や企業によって、あるテーマに沿って作成されたり、開催されたイベントを記念して発行される切手です。特殊切手の中にも高額査定に至る切手は多くありますが、記念で発行されるという意味合いから、記念切手として一括りとされる場合もあります。

記念切手を売る際に準備しておきたいポイント

記念切手を売る際に準備しておきたいポイント

時間をかけてコレクションした記念切手ですから、専門店に切手買取を依頼した際の査定では、少しでも高い査定額を付けてもらいたいものです。そのためにあらかじめ準備しておきたいポイントを紹介します。

発行年数を確認しておきましょう

いまや記念切手は一年に何度も発行されていて、発行枚数の制限はあるものの、それでも枚数が非常に多いため、希少価値がつくことはまずなく、その切手を買取に出したとしても額面を超えるような査定額はつきづらくなってしまいました。

その反面、昭和以前の時代の切手には、発行枚数や残存枚数が少なく希少価値の高い切手も存在しています。古い時代の切手があれば、それらの発行年数をあらかじめ調べておくことで、ある程度の査定額の見当をつけておくこともできます。

切手の保管状況には要注意!

いまから50年ほど昔の切手蒐集ブーム時期に取引されていた切手は、素材となっている紙自体の質もよくなく、保管状況に注意しないと、古いだけに汚れが付きやすくなっていますので、この時代の切手を扱う場合には注意が必要です。

まず、切手には指で直接触れないように注意しましょう。指の微量な脂からシミや汚れがついてしまう可能性がありますので、ピンセットや専用の手袋を使用するようにしましょう。

消印付きでも値段のつく可能性があります

切手蒐集ブームが盛んだったころには、希少価値が高い切手なら、たとえ消印が付いていても多少の価値がついていたものです。残念ながら今では、使用済みということで値段が付くことはほとんどなくなってしまいましたが、それでも非常に希少価値が高い切手には、消印が付いていても幾分かの価値が付く可能性があります。

古い記念切手で消印が付いているものがあれば、初めから処分したりせず、念のため査定に出してみましょう。

切手を売るなら切手買取の専門店へ

切手を売却する方法には、金券ショップやオークションサイトの利用などいくつか方法がありますが、おすすめは、切手買取の専門業者へ査定を依頼することです。

切手買取の専門業者なら、切手の知識に長けていますので適切な査定額を出してもらえます。また基本的に査定料は無料でサービスを提供している業者が多く、出張査定だけではなく、切手を箱につめて行者へ送る宅配査定などにも対応している業者もありますので、自分の都合に合わせた査定方法を選ぶことができるのです。

記念切手の買取価格について

記念切手の買取価格について

記念切手のなかには切手ブームが落ち着いている今でも、額面より高い査定額がつく価値の高い切手があります。ここではそんな記念切手の中からいくつかご紹介します。

明治天皇銀婚記念切手

明治天皇銀婚記念切手

「明治天皇銀婚記念切手」は1894年に明治天皇の銀婚を記念して作られた切手で、日本で初めて発行された記念切手です。日本最古の記念切手とも言えます。

この切手には額面が2銭と5銭の二種類があり、バラ一枚では2銭で五百円前後、5銭で二千円ほどの価値が付く場合が多くあります。また2銭と5銭が揃えば三千円程になる場合もあります。

飛行郵便試験記念切手

飛行郵便試験記念切手

「飛行郵便試験記念切手」は1919年に日本で初めて航空郵便が試行されたのを記念して発行されました。この切手は、はがき用と封書用の二種類が発行され、複葉機の図柄を濃い紅色と青色でそれぞれに加刷しています。

この切手は記念切手の中でも非常に高いプレミアがついていて、バラ一枚でも1.5銭なら二万円ほど、3銭ならそれ以上の価値が付くこともあります。

オリンピック記念切手

オリンピック記念切手

記念切手の中でも見かけることの多いのが「オリンピック切手」です。特に東京オリンピックや札幌冬季オリンピックなどは非常に有名です。

オリンピック記念切手で、高額な査定額が付くことは稀です。例えば札幌冬季オリンピックの3種連刷の小型シートなら、一般的にはほぼ額面の80%までの金額で買い取りが行われます。

国民体育大会記念切手

国民体育大会記念切手

記念切手の買取でオリンピック記念切手同様に多く見掛けるのが「国民体育大会記念切手」です。国体は基本的に毎年行われているため、記念切手も毎年発行されています。

国民体育大会記念切手のなかで特に価値が高いのは「第5回国民体育大会記念切手」で、第4回までに比べて1シート当たりの枚数や、発行枚数が少なく、4種田形のものなら1シートで二千円ほどの査定額が付く場合が多くあります。また、20面のシートも存在しますが、こちらは三万円ほどの査定額がつく場合もあります。

逓信記念日制定記念切手

逓信記念日制定記念切手

「逓信記念日制定記念切手」は日本初の小型シートの切手で、非常に高いプレミアが付いている切手の一つです。逓信記念日制定記念切手は一枚のシートに、9.5銭,16.5銭,18銭,33銭の4種類の切手が印刷されていて、平均的には一枚三万円程の査定となる場合が多くあります。状態がとても良ければ七万円以上の価値が付くこともあります。

満州国成立10年(二次)記念切手

満州国成立10年(二次)記念切手手

満州国成立10年(二次)記念切手は5銭と20銭の2種類が発行されています。古い切手の中では見かけることの多い切手で切手の価値としても、バラで一枚二十円程度までが一般的な査定額となります。

但し、この切手の半年前に発行されている一次の切手(二種)と合わせて、全四種完でそろえれば二百円程まで買い取り額が上がる場合もあります。

記念切手の種類について

上記以外にも、切手買取では様々な記念切手が取引されています。それら切手をご紹介します。

切手名称 発行開始年 額面
日清戦争勝利記念切手 1896年 2銭/5銭(各2種類)
大正大礼記念切手 1915年 1.5銭/3銭/4銭/10銭
郵便創始50年記念切手 1920年 1.5銭/3銭/4銭/10銭
第15回赤十字国際会議記念切手 1934年 1.5銭/3銭/6銭/10銭
紀元2600年(一次・二次)記念切手 1940年 2銭/10銭
シンガポール陥落記念切手 1942年 2+1銭/4+2銭
貿易再開記念切手 1947年 1円20銭/4円
平和条約調印記念切手 1951年 2円/8円/24円
立太子礼記念切手 1952年 5円/10円/24円
皇太子帰朝記念切手 1953年 5円/10円

まとめ:記念切手の買取価格を上げるためのポイントとは?実際の買取価格はどのくらい?

まとめ:記念切手の買取価格を上げるためのポイントとは?

記念切手は、明治天皇の銀婚を記念して発行されたのが最初ですが、オリンピックや国体などをはじめ、国家的なイベントを記念して発行される切手を指します。

発行され始めて間もない時期は数年に一度発行される程度でしたが、昭和の戦後からは一年に複数回発行されるようになったため、最近では希少価値の高い記念切手はほぼなくなってしまっています。そのため、昭和以前に発行された記念切手に人気が集まり、さらに発行枚数が少ないものに関しては大変なプレミアがついている状況です。

これらの切手を売却する場合には「切手買取の専門業者」がおすすめで、業者の査定員は切手に対する専門の知識を幅広くもっているため、適切な査定を行ってくれることが期待できますので、切手を売りたい場合には、切手の保管を徹底し切手の状態に注意して、切手買取の専門業者に査定を依頼することをおすすめします。