日本紙幣を含め、外国の紙幣でもよく登場する図柄が肖像画です。その国で功績が称えられた人物や知名度が高い人物が選ばれる事も多いため、その興味深い背景について見ていきたいと思います。

千円札 野口英世の功績

現行の発行紙幣の中で最も見たり手にしたりする機会が多い日本紙幣といえば千円札ではないでしょうか。千円札は国民でもなじみの深い著名な方が選ばれることが多いようですが、その細かな経歴などは意外と知らないことが多い場合もあります。例えば、千円札の肖像画といえば野口英世。 野口英世といえば細菌学者として知られており、様々な病気の元となる細菌やウイルスを発見したことで、多大な功績を残しています。当時ノーベル賞の候補にもなり、大変話題になりました。時代背景を考えるとこれは大変すごいことで、このような功績からも、日本紙幣の肖像画に選ばれる理由が伺えます。また特徴のあるルックスから、偽造防止面でも日本紙幣の肖像画に適任だったという説もあるようです。

100円札の大黒天

過去に出回った日本紙幣で、大黒天の肖像画の物があるのをご存知でしょうか。当時の100円札に描かれていました。大黒天と言えば皆様ご存知の「七福神」の中でも、著名な神様の一人です。元々は悪鬼だったものが、仏教に帰依して神様になったという説もあります。この神様は様々な表現で描かれますが、日本紙幣100円札の肖像画では柔和な好々爺のようなイメージで描かれています。国民の認知度も高く商売繁盛の神としても知られている点が、日本紙幣の肖像画に選ばれた理由かもしれません。ちなみにこの紙幣は発行枚数が極端に少ないことから「幻の紙幣」と呼ばれ、市場でも大変な価値がある紙幣として知られています。

聖徳太子の一万円札

昭和中期から後期を支えてきたお札で、一万円札の日本紙幣肖像画と言えば、すぐに聖徳太子を思い浮かべる方も多いでしょう。冠位十二階や十七条の憲法、遣隋使の派遣など多大な功績を持つ人物として国民に広く知られています。この功績と認知度は日本紙幣の際高額である一万円の肖像画を飾るのに大変ふさわしい人物と言えます。古銭の中でも価値が出るのは発行枚数が少ない物が多いですが、聖徳太子肖像画のお札は一定数出回っています。それにもかかわらず一定数の方が愛好している人気のお札で、欲しがる方が少なくないという珍しいお札です。ご自宅に眠っている聖徳太子の日本紙幣があるようでしたら、専門業者へ相談してみるのもおススメです。