普段何気なく遣っている小銭が、実は希少価値を持っている場合があります。希少コインと呼ばれるもので、通常つけられている金額を大幅に上回る値段で取引されることもあります。そんな希少コインについてご紹介します。

希少コインとはどのようなコイン?

希少コインとは、その小銭の希少性ゆえに本来つけられている価格以上の価値をもつコインのことです。ここでは、特に現代コインを中心にご紹介していきます。希少コインとなるにはいくつかのポイントがありますが、まず重要なのは現存する枚数です。たとえば、かつて大量に製造されたコインでも改鋳などをきっかけに潰されて他の用途に回ってしまい、現存する量が少なければ希少価値が上がります。さらに、出回っている量が少ないコインの中でもデザイン性が高ければさらに人気が上がり、価値も高まっていく傾向があります。また、コインの価値について、最後の決め手となるのはコインそのものの状態です。コインのキズや摩耗が少ないものほど高価値をつけられるのです。

最初のチェックポイントは製造年数

現存するコインの量を判断する手がかりとなるのが、年ごとの製造枚数です。製造枚数が少ないほど、その年のコインが希少になるためです。日本の小銭であれば、小銭の種類ごとに目安となる製造年が異なります。1円玉の場合は昭和30年や64年、平成であれば11?14年、22?25年あたりが希少コインとなるといわれています。続いて、5円玉の場合は昭和34?35年、平成18?20年製造が特に少なく、他にも昭和後期のものが比較的量が少ない傾向があります。10円玉の場合は、昭和60年や64年、昭和30?34年あたりが少ない生産量です。このようにコインによって注目すべき製造年が異なるため、一度自分の財布の中身と照らし合わせながら調べてみるのも良いでしょう。


エラーコインや記念コインも人気あり

希少コインとして分類されるものとして、有名なものとしてエラーコインが挙げられます。これは製造上失敗があった小銭のことで、いわゆる不良品です。造幣局によって厳しいチェックを受けるため、通常であれば不良品は出回りませんが、何かのミスで流通してしまったエラーコインが、希少価値が高いとして高額で取引されているのです。代表的なエラーコインとして、まずは穴なしのコインが挙げられます。5円玉や50円玉に本来あるべき穴が開けられていないものです。さらに、穴ズレという穴が本来の位置からずれて開けられているコインも高値をつけられます。また、同じ刻印が二重になっている影打ちコインや、裏の刻印が表に写ってしまっている裏写りコインなども、エラーコインの仲間です。ただし、エラーコインの判定は非常に厳しいことが一般的だという点も、覚えておきましょう。その他に希少価値の高いコインとして、天皇即位やオリンピックなどの節目に発行される記念コインが挙げられます。記念硬貨は通常のコインと異なってデザインが豊富なので、その美的価値も含めて高い評価を得ているものです。何気なく使ってしまうエラーコインや、タンスにしまったままの記念コインを一度査定してみるのも良いかもしれません。