日本で最初に作られたといわれている古銭が和同開珎です。歴史的な背景から希少価値が高く、高値で取引されている古銭です。和同開珎とはどのような貨幣で、どれくらいの価値で取引されるものなのかを詳しく紹介しています。

和同開珎とは

和同開珎とは、「わどうかいちん」や「わどうかいほう」とも呼ばれる日本の古銭であり、日本で発行された貨幣は最古のものとされています。708年から鋳造された皇朝十二銭のひとつであり、その中で最初に鋳造されたのが和同開珎なのです。和同開珎の原料となる銅が日本で初めて産出されたのが708年といわれます。その年の5月には銀を使用した和同開珎、その後7月に銅製の和同開珎が作られました。それまでは物々交換などで流通が成り立っていたところに和同開珎が登場し、貨幣での流通が行われるようになったのです。和同開珎は円形で直径は24mm、真ん中に正方形の穴が開いた形です。その穴を囲むように右回りに和同開珎の文字が刻まれています。和同開珎の種類は大きく2つに分けられ、古和同と新和同があるとされています。古和同は厚さがあり、作りは比較的粗雑なのが特徴です。貨幣発行の初期に流通したものという説もありますし、和同開珎を本格的に流通させる前の試作品ではないかという説もあります。一方、新和同は薄く、作りも精密であるのが古和同との違いです。古和同に比べて新和同の方がより多く流通しており、これまでに見つかった数も新和同の方が多くなります。そのため、現代の価値としては古和同の方が高い価値をつけられるのが一般的です。

和同開珎の価値の相場

古和同と新和同を合わせても、和同開珎が発行されていたのは比較的短期間あったとされています。発行期間が短いことと日本で最も古い貨幣であることから、古銭としての現代の価値は非常に高いものです。現代での価値の相場は状態によっても異なりますが、だいたい数万円くらいが多くなっています。ただし、和同開珎の中でも特に希少とされる特徴を持つものに関しては100万円単位で取引されることもあるのです。特に高値がつくものとしては、古和同の中で刻印された文字の縦線の端が笹の葉のようにすぼんでいる「笹手」、刻印の文字が小さい「縮字」、また新和同の文字の中で「和」「同」「珎」の3文字について文字の一画に跳ねが見られる「三つ跳」などがあります。いずれも100万~200万円程度の値がつくことが多く、非常に価値の高いものです。ただし、希少価値があり高値で取引されることから偽物も多く出回っているのも事実です。また、江戸時代に子供のおもちゃとして作られた「絵銭」といったものも存在するため、本物であるかどうかは専門家の鑑定をあおぐのがいいでしょう。


和同開珎は古銭買取サービスを利用してみよう

もし手元に和同開珎があるということなら、本物かどうかの鑑定を含めて価値を判断してもらうために、古銭に詳しい買取業者を利用してみましょう。古銭専門に取り扱っているところもありますし、骨とう品全般の取り扱いの中に古銭が含まれているところもあります。業者に直接持ち込んでもいいですが、オンラインで査定を行っている場合はそちらを利用してもいいでしょう。買取業者に鑑定・査定を依頼するときは、自分で洗うなどすると傷みがひどくなる可能性がありますから、できるだけそのままの状態で見てもらうのがおすすめです。