記念硬貨の買取を検討しているのであれば、記念硬貨の素材と買取価格の相場を知っておくことは重要なことです。

事前に知識を持っておくことで、買取業者から提示される買取額が正当なものか否かを判断できるためです。

本記事では、記念硬貨の買取を検討している方に、記念硬貨の素材と買取価格の相場、高額につながる買取ポイントをご紹介していきます。

日本の記念コインの価値と買取相場

日本の記念コインの価値と買取相場 記念コインは国際的な行事やイベント、出来事を記念して発行されるコインを指します。日本では閣議決定をして発売される特別な硬貨です。

日本では1964年の東京オリンピックを記念して発行された記念コインが初めてです。日本の記念硬貨は、手ごろな値段で入手でき、デザインが細かく美しいのでコレクター多くいます。

しかし、歴史が浅いので、海外のコインのようなアンティークものは存在しません。

記念コインの販売は財務省ホームページ、または造幣局のホームページから見ることができるので興味のある方はぜひチェックしてみましょう。

買取相場は素材・発行数・品物の状態によって変わります。相場はあくまでも参考価格なので詳しくは専門の買取業者に査定をしてもらうことがよいでしょう。

では日本で販売されている記念硬貨について説明します。

オリンピックの記念硬貨

オリンピックの記念硬貨は、日本国内で行われたオリンピックの開催を記念して作られた記念硬貨です。

下記のような5種類の記念硬貨があります。

硬貨の種類

素材

買取相場

東京2020オリンピック 競技大会記念硬貨 1万円金貨 純金 1000円硬貨 純銀 100円硬貨 白銅・銅 額面よりも高い可能性あり。
東京2020パラリンピック 競技大会記念硬貨 1000円硬貨 純銀 100円硬貨 白銅・銅 額面よりも高い可能性あり。
東京オリンピック記念硬貨 1000円硬貨 銀合金 100円硬貨 銀合金 未使用なら 額面以上の場合も。
長野オリンピック記念硬貨 1万円金貨 純金 5000円硬貨 銀合金 500円硬貨 白銅 金貨に限り高値の可能性。 そのほかは期待できず
札幌オリンピック記念硬貨 100円硬貨 白銅 流通数が多く期待できず。
東京2020オリンピック競技大会記念硬貨は、初めての両面カラーコインとして話題になりました。

東京2020オリンピック競技記念硬貨は、まだ開催前から、とても人気のある硬貨です。販売数は少なくなかったものの、購入を希望する方が多くて即完売になりました。

その中でも第18回夏期オリンピックの記念硬貨は、日本で初めて作られた記念硬貨です。一時期、この記念硬貨は20倍以上の値がついたことがあると言われるくらい人気の硬貨です。

また、長野オリンピック記念硬貨や札幌オリンピック記念硬貨は、硬貨の保存状態に左右され額面割れする可能性もあります。

万博の記念硬貨

万博の記念硬貨には大阪万博記念硬貨と日本国際博覧会記念硬貨があります。

1970年、日本初の万国博覧会を記念して造幣局が発行した「日本万国博覧会記念・白銅貨幣」は大阪万博記念硬貨やEXPO70記念硬貨とも呼ばれています。日本で2番目に発行された記念硬貨としても有名です。

万博の記念硬貨

素材

買取相場

大阪万博記念硬貨 100円硬貨 白銅 硬貨の状態によっては額面以上の可能性あり。
日本国際博覧会記念硬貨(愛知) 1万円金貨 純金 1000円硬貨 純銀 500円硬貨 ニッケル黄銅 金貨のみ額面以上での取引も そのほかは期待できず
流通数が多い記念硬貨は未使用であっても額面割れの可能性あると言われています。

しかし、大阪万博記念硬貨は日本らしい浮世絵をモチーフに作られておりコレクターが多いので、硬貨の状態によっては額面以上になる可能性もあります。

愛知万博開催を記念して、2004年に発行された日本国際博覧会記念硬貨は純金でできていることもあり、価値があるものが多いです。

もしお持ちであれば、ぜひ買取を検討してみてはいかがでしょうか。

天皇陛下御在位の記念硬貨

天皇陛下御在位の記念硬貨には、天皇陛下御在位50年記念硬貨・天皇陛下御在位60年記念硬貨、天皇陛下御在位10年記念硬貨・天皇陛下御在位20年記念硬貨の4種類があります。

天皇陛下御在位の

記念硬貨

素材

買取相場

(昭和)天皇陛下御在位 50年記念硬貨 100円硬貨 白銅 未使用の場合、額面以上の価格がつくことも。
(昭和)天皇陛下御在位 60年記念硬貨 10万金貨 純金 1万硬貨 純銀 500円硬貨 白銅 金貨のみ額面以上での取引可能。 そのほかは期待できず
(平成)天皇陛下御在位 10年記念硬貨 1万円金貨 純金 500円硬貨 白銅 金貨のみ額面以上での取引可能。 そのほかは期待できず
(平成)天皇陛下御在位 20年記念硬貨 1万円金貨 純金 500円硬貨 ニッケル黄銅 金貨のみ額面以上での取引も可能。 そのほかは期待できず
1976年に販売された天皇陛下御即位50年記念硬貨は流通数が多いため、高額は難しいものの、未使用の場合は増額ができる可能性があります。

1986年と1987年に発行された天皇陛下御在位60年記念硬貨は、初めて純金で作られた硬貨です。発行数も少ないため、高額で取引されやすい記念硬貨です。

昭和から平成に変わり、天皇陛下御在位10年記念硬貨は1999年に販売されました。

天皇陛下御在位10年記念硬貨は、天皇陛下が即位10年目を迎えた記念として発行された記念硬貨です。

この記念硬貨は純金を約30gほど使用されてるため、金の相場に合わせて値段が決まります。価格の変動はあるものの、高値で買取されやすい記念硬貨です。

沖縄の記念硬貨

沖縄に関する記念硬貨も2種類発売されています。沖縄国際海洋博覧会記念硬貨と沖縄復帰20周年記念硬貨です。

沖縄の記念硬貨 素材 買取相場
沖縄国際海洋博覧会記念硬貨 100円硬貨 白銅 流通数がかなり多いため額面割れの可能性
沖縄復帰20周年記念硬貨 500円硬貨 白銅 額面以上で取引される可能性あり
1975年の海洋博覧会の記念に発行された沖縄国際海洋博覧会記念硬貨はとにかく発行数が多いことで有名です。沖縄の変換と日本国土復帰の記念でもある硬貨で追加発行もされています。

沖縄復帰20周年記念硬貨は沖縄返還20周年を記念して発行された記念硬貨です。こちらも発行数が多く比較的容易に入手できるので、とてもプレミア感があるというわけではありません。

しかし、未使用美品やプルーフセットの場合は額面以上で取引されている事が多いです。

記念硬貨はもっとたくさんの種類がある

そのほかにも日本で発行されている記念硬貨があります。

記念硬貨 素材 買取相場
青函トンネル開通記念硬貨 500円硬貨 白銅 流通数が多いため額面割れの可能性
瀬戸大橋開通記念硬貨 500円硬貨 白銅 流通数が多いため額面通り、もしくは割れる可能性
FIFAワールドカップ記念硬貨 1万円金貨 純金 1000円硬貨 純銀 500円硬貨 ニッケル黄銅 金貨はもちろん ほかの硬貨も額面以上の取引も可能
明治150年記念硬貨 1000円硬貨 純銀 高価買取の可能性
関西国際空港開港記念硬貨 500円硬貨 白銅 額面より少し高い値段で取引
青函トンネル開通記念硬貨は1988年8月に青函トンネルが開通した記念に発売され硬貨です。この500円硬貨は流通数が多く、高額買取を望めません。買取の際は新品未使用、もしくは美品であることが買取のポイントになります。

瀬戸大橋開通記念硬貨は瀬戸大橋が開通した記念に作られた記念硬貨で青函トンネル記念硬貨と同じく、流通数が多い硬貨です。こちらも高価買取は難しく、硬貨の状態の良さが重要になります。

上記の表で人気があり、高価買取が期待できる記念硬貨がFIFAワールドカップ記念硬貨です。

2002年に行われた日韓共催のFIFAワールドカップを記念してつくられたFIFAワールドカップ記念硬貨です。

記念硬貨ファンだけではなく、サッカーファンにも人気があるので、高価で買取されてやすいでしょう。

明治150年記念硬貨は明治元年から満150年経った節目の2018年に発売された記念硬貨です。プルーフ貨幣セットが人気で2万円で取引されていた実績もあります。

また、1994年に開港されたことを記念して発売された記念硬貨は、関西国際空港開港記念硬貨です。

高価買取は少し難しいかもしれません。しかし、プルーフ付き硬貨は人気があるので額面よりも少し高値で買取してもらえる可能があります。

記念硬貨を買取してもらう時のポイント

記念硬貨を買取してもらう時のポイント 記念硬貨を買取してもらう時のポイントは下記の3つです。

  1. 未開封・未使用であること
  2. 付属品をつけること
  3. 需要を利用すること
記念硬貨を買取してもらう時の1つ目のポイントは、記念硬貨の状態です。

記念硬貨の状態は、未開封・未使用かどうか、もし開封済みで触ってしまった形跡があるなら美品と呼べるか否かということを指します。

ただし、汚れたままよりもきれいな方が高価買取してもらえるからといっても、素人の判断で磨いたり洗浄してはいけません。無理に磨くと傷がつき、硬貨の価値が下がる可能性があります。

2つ目のポイントは、付属品の有無を調べることです。箱などの付属品があると、硬貨に付加価値が付くことがあります。

また、記念硬貨の需要があるかどうかも価格に大きな影響を与えます。コインブームの再来や金の高騰など、硬貨の需要が増える時期があります。

まとめ

日本の記念硬貨は海外のアンティー貨幣のような価値があるわけではありません。そのため、極端に発行数の少ない記念硬貨やプレミア価値の付く記念硬貨でない限り、価値は下がりやすいです。

また、専門知識がないと、記念硬貨の価値を見極めることは難しいです。そのため、買取の際は、専門業者で専門の査定士に鑑定してもらうとよいでしょう。

買取業者によって需要や得意分野も違うため、複数の買取業者で見てもらうことで納得して買取してもらえるでしょう。

多くの買取業者は無料査定を行っています。また、査定をしたから必ず売らないといけないわけでもありません。記念硬貨の価値を知りたい、売りたいなどの場合は査定依頼をおすすめします。