骨董品が好きな人は骨董市に行く機会も多いのではないでしょうか。骨董市は寺社仏閣の境内やお祭り会場で開催されることもあるので、誰でも気軽に覗けるのも魅力です。骨董店とは違う掘り出し物の探し方や楽しみ方をしましょう。

                          

骨董市は骨董店のPRの場所

骨董市に出店しているのは、普段は店舗をかまえて営業している骨董店が主です。中には、店舗を持たずに買い付けだけをしている骨董商も参加していることがあります。骨董市と言っても、売られているものはさまざまです。食器や置物などもあれば、家具や道具類を置いている店もあります。初めて見る人は高価なものを期待することもあるようですが、骨董市には高価な商品を並べる店は少ないようです。そもそも、露店という性質上、高価な骨董品を並べるには環境もよくありません。書画は日に当たることで劣化しますし、器や壷などは移動中の破損も考えられます。骨董市には店舗の特徴が分かる程度の商品を並べ、売るよりもPRの一環として参加しているところが多いのです。大概の店は名刺やショップカードを用意しています。気に入った商品を置いている店を見つけたら、名刺をもらっておきましょう。後日実店舗に訪ねていき、本当に高価なものを購入するためです。骨董品を収集している人の中には、自分が求める骨董店を探すための見本市として覗く人もいます。

骨董市でしか買えないものを探す

普段はなかなか行けない骨董店を知ることも楽しみ方の一つですが、そこでしか買えないものを探すことも骨董市の醍醐味です。普段は店舗にあまり置かない商品を、客寄せの目玉として並べる店もあります。例えば、着物の古着を扱う店なら古布や和雑貨などを手頃な値段で売ったり、古書店が切手やハガキなどをセットにして売ったりするものです。気軽に購入しやすい価格な上に、まとめて買いたくなるようなものが多いようです。店舗に置いてもなかなか出ない物や、運搬が楽な物を大量に出す骨董店も少なくはありません。根付けは骨董価値の高いものありますが、サイズも小さく運びやすいものです。根付けや薬瓶などコレクターにとってはまとめ買いしやすいのも骨董市の良さでもあります。 また、骨董品はその多くが一点物なので、見つけた時に買い逃したら次に出会うことはまずありません。特に、普段は店舗で販売するより買い付けを行っている骨董商の場合は、とっておきの逸品を出していることも稀にあります。いわゆる掘り出し物です。


掘り出し物を見つけたら?

骨董品を見る目を磨くにはどんな方法があるでしょうか。骨董市や骨董店を廻るのも知識を養う手段です。しかし、中には、偽物も紛れていることはあります。最も確かな目を養うには美術館や博物館でそれぞれの骨董の本物をたくさん見ることです。まず本物を数多く見ることで、偽物は見分けやすくなります。 骨董市で幸運にも掘り出し物を見つけたら、大切に手入れをして保管しましょう。物によっては、売却すると思わぬ高値がつくこともあります。気になる物があれば、査定してもらうのもいいでしょう。そこで初めて掘り出し物と分かることもあります。 一つ注意したいのは、高く売られている物が必ずしも良い物とは限らないということです。手頃な値段で実は価値のある物を手に入れるのが、骨董市の一番の醍醐味ではないでしょうか。