骨董品は店舗で買う以外にオークションで落札する方法もあります。競り合うことで価格が予想以上になることもある反面、安く落札できるのも醍醐味です。また、不用な骨董品も実は高値がつくこともあります。

実は意外と古いオークションの歴史

オークションとは、いつ頃どのような目的で始められたのでしょうか。その起源は紀元前500年頃という説が有力視されているようです。当時は妻にする女性を得るのが目的とされており、その後、戦争の戦利品から奴隷までが競りの対象になっていたと言われています。 16世紀にイギリスで開かれたオークションは現代に近いスタイルのようです。以降、18世紀にはアメリカやヨーロッパ諸国へ拡大していたと見られています。現代のオークションは、所有者の無い物や本人が不要になった物を競売にかけて希望者が入札し、競り合って残った者が落札できるというのが一般的になっています。オークションは比較的低い金額からスタートすることが多いため、入札者が少ない上に金額が上がらないといった条件が揃うと、場合によっては低い予算での購入も可能です。

ネットオークションで気軽に参加

会場を使用したオークションから、主流はネットオークションへと変わりました。オークションに登場する物もブランド品や日用品と幅が広がっただけでなく、場所や時間に左右されずに誰でも参加しやすいのも特徴の一つでしょう。従来であれば、なかなか探せなかった書画や掘り出し物の古美術品がインターネットで簡単に探すことも可能になりました。欲しい骨董品があれば、以前は骨董商に依頼して何年もかけて探してもらうか、自分で骨董市を廻るのが主な手段でしたが、ネットオークションの登場で多くのコレクターが自分で手軽に探すことができます。中には、偽物を落札してしまうという不運な人もいるようですが、これはネットオークションに限定されたことではありません。骨董の知識と見る目が養われていれば回避は可能なことです。損をしないように骨董品をオークションで落とすには、いくつかの心得が求められます。本物をできるだけ沢山見て廻ることと、入札前にその骨董品について歴史背景などを調べること、そして予算を決めて入札することで無駄な出費は防げます。


思わぬ掘り出し物で大儲けすることも

価値の高い名品を安い金額で落札するのもオークションの醍醐味です。ネットオークションで偽物と思われて入札者がいなかった歴史的絵画にシャレで入札したところ、実は本物だったことが判明し、思わぬ低予算で手に入れたという人もいるようです。ネットオークションを利用する人は収集が目的の人もいますが、安く落として本来の価値に相当した金額で売る人も少なくありません。また、骨董品は好みが分かれやすいものです。見る人によってはただの古いガラクタでも、好きな人にとっては高額でも欲しいという物もあります。骨董品が趣味だった親が落札したものの、本人が他界して価値も分からない上に置き場に困るという話もよくあるものです。所有者がいなくなった後の骨董品や古美術品は買取してもらう人もいます。その人には価値は分からない物でも、意外な価値がつくことも珍しくはないのです。