骨董や古美術の収集家は集めた古美術にどれくらい価値があるのかが一番気になるものです。同じくらい価値があるのが美術品を収める箱です。箱の素材や、箱書きなどもとても大事なのです。その箱の価値について探っていきます。

どんな素材の箱に価値があるのか?その特性とは

古美術には絵画、掛け軸、骨董などさまざまな美術品があります。貴重な品物であればあるほど、それを守るために箱などに入れ保管する必要があります。箱などに入れると破損や色あせ、劣化などから守られ、長い期間その価値を保っていけるのです。では、どんな箱にいれるのが望ましいのでしょうか。箱といってもさまざまありますが、最もよいとされているのが、桐箱です。桐箱の特性というのが丈夫で軽く、耐火性があるという点です。古美術では長く伝えていく上で、丈夫で耐火性があるという部分があり、美術品を保管するに最も適しているとされていて、最高の素材とされています。また、古美術を桐箱に入れ、外は真田紐という、真田幸村が考案したといわれている真田紐をかけるのが一般的といわれています。真田紐はその編み方に特徴があり、丈夫にできています。丈夫な桐箱と丈夫な真田紐で二重にも厳重に保管をするという古美術保管へのこだわりを感じるしつらえです。

桐箱の仕込みとは?

実は桐箱は単純な箱としてのつくり以外に、蓋部分におとし蓋や印籠蓋などといった仕掛けを施したり、組み方を変えたり、仕込みと呼ばれたり、美術品がすっぽり納まってしまうように形作ることもあります。仕込みを作る理由としては、大切な古美術品が箱の中でぐらぐら揺れたときに生じる衝撃から守ることなどがあります。仕込みの桐箱は転じて専用の箱ということになりますので、古美術品と仕込みの施された桐箱が対で存在していることは、それだけでも価値があります。人から人へと品物が受け継がれていくうちに、時として美術品と箱が切り離されてしまう場合もあります。箱があるのとないのとでは価値が変わってしまいます。また、箱があったとしても、本来納まっていた箱でない後付のものの場合でも価値が下がってしまいます。仕込みの桐箱はまさしく専用の箱としてゆるぎない証拠です。古美術品と仕込みの箱の一対は、何にも変え難い価値ある存在なのです。


古美術を入手したら必ず箱も一緒に!

古美術品は歴史的な価値や美術品としての価値も高いことから、幅広い世代に人気があります。収集となると古美術商などとのやり取りになりお金がかかりますが、収集家や愛好家の中には骨董市や古美術市などで自分の知識と眼で見て、比較的安価で古美術品を入手することもあるようです。そうした中で入手したり、自宅で古美術品を見つけたりした場合には、必ず箱もチェックしましょう。箱が桐箱で、しかも仕込みが施されているような場合は価値が高まりますので、古美術品の現在の価値を確認しておくことをおすすめします。出張買取サービスでは、古美術の適正な鑑定をしてもらえるので、気軽に依頼してみるのもよいでしょう。もしかすると、思った以上に高い価格となるかもしれません。古美術品には桐箱、これが価値を高める鉄則です。一式揃えられるようにしましょう。