古美術の世界は知られざる名品が数多く存在し、知るほどに奥が深い分野です。あまり古美術に興味がなかった人でも見方を変えればのめりこめるのではないでしょうか。ここでは古美術の楽しみ方と価値を決める基準について解説します。

古美術にはどんなものがあるか

古美術とは文字通り、古くから伝わる美術品の総称です。それは絵画や彫刻、銅像などの芸術作品からアンティーク食器や家具などの日用品、茶道や華道の道具に至るまでさまざまな種類があります。古美術を楽しむ上で重要なポイントは、職人の技術です。長い年代を経てなお語り継がれる古美術は優れた職人による技術がこらされています。現代よりもはるかに文明が発達していなかった時代で施された金属加工や陶器の細かいデザインには、心を打たれることでしょう。そして、インテリアやアクセサリーとして古美術を楽しむ人もいます。格調と落ち着きをもたらしてくれる古美術は、玄関先や応接間のインテリアにぴったりです。また、古い時代を象徴するような独特のデザインが多いため、ファッションのアクセントとしても古美術は機能します。流派や時代背景などを詳しく知ることで、より古美術の収集にかける思いは強くなっていきます。

古美術の価値は何で決まるか

古美術の楽しみ方は好きなものを好きなように鑑賞するのが一番です。骨董品が好きな人は専門店で骨董品を眺めたり、可能な範囲で買い物をしたりするなど自由な楽しみ方があります。一方で、古美術鑑賞では作品の価値を見極めるという楽しみ方もおすすめです。自分の審美眼を鍛える訓練にもなりますし、価値の基準を知ることで鑑賞するポイントが増えてより深く古美術に接することができるようになります。古美術の価値はまず、『古さ』で決まります。古い年代のものであればあるほど、現存していることの価値がつきます。保存状態によっては価値がさらに上がります。次に作品の希少価値です。量産された作品のひとつであればさほど高い値段がつくことはありませんが、有名な職人が一作だけ残した作品になると途端に価値は跳ね上がります。こうした古美術には需要も高まるため、コレクターの間では何百万円もの価格で取引されることもありえるのです。


古美術の世界を深く知ろう

古美術を深く知るためには、とにかく勉強あるのみです。古美術とは単に見たり触ったりして楽しむだけでなく、作品の裏にある職人の思いや重ねてきた歴史を知ることで感動が大きくなる趣味です。知らない人にとってはただの古びた食器や家具に見えていても、それが戦乱の世の中で守られて大切に保管されてきたものだと知れば価値を理解できるでしょう。もしかすると、あなたの家にも古美術が眠っている可能性があります。特に旧家出身の人であれば、実家に古い掛け軸や壷が置いていないでしょうか。どこで誰が買ったのかもよく分からないそれらの品が実はたいへん価値のある古美術の名品だということも考えられます。しかし、古美術についての専門知識がなければ真偽を確かめることは困難です。そこで、気になる人は買取査定を依頼してみることをおすすめします。プロフェッショナルの査定が、知らなかった古美術の価値に気づかせてくれることもありえます。