ブランデーとウイスキーは、両方とも蒸留酒ですが、実は原料に違いがあります。ブランデーが果実、ウイスキーが穀類です。そのため、製造方法がそれぞれ異なり、ブランデーは通常、葡萄のワインを蒸留して製造されますが、ウイスキーは大麦などの穀物を麦芽酵素にて糖化し、発酵後、蒸留して製造されます。

ブランデーの製造方法とは

ブランデーはウイスキー原酒やテキーラと同じく蒸留酒の部類に入り、そのアルコール度数も30度を超えます。なぜブランデーがそれほどまでにアルコールを含んでいるかというと、製造方法が関係しています。ブランデーの製造方法は通常の白ワインと同じく、ブドウを収穫した後に皮を取り除いて果汁を搾りその搾った果汁にブドウに含まれている酵素を利用して涼しい温度の中で樽に詰めます。ここまでは白ワインの工程とまったく同じですが、その後出来上がった白ワインを高い温度となる蒸留器の中に入れます。蒸留機に入れるとワインの水分が飛ぶ過程でアルコールは蒸留器の中で上昇し、それを空気に触れさせると再び液体となるので、それを集めてできるのがブランデーです。

医療用として使われていた歴史を持つブランデー

ウイスキーやテキーラのように蒸留機にかける製造方法をすることでできることから果実酒としてではなく蒸留酒の部類に入ります。ブランデーは現在では体の温めるために少量グラスに入れて飲んだりまた料理の香りづけに使うことが定番となっていますが、ブランデーの歴史というのは飲用および料理関係で使われていたわけではありません。もともとブランデーは蒸留という製造方法をするとアルコールが高くなるというのは分かっていたのですが、口に含んだ際に感じる刺激に慣れていないととても飲むことはできないものです。ただ蒸留の製造方法によってアルコールが高まると雑菌が繁殖しないということは分かっていたので、ブランデーを使って気絶した兵士を起こしたり、また傷口の消毒液として利用されていました。

コニャックやアルマニャックについて

ブランデーの特徴や個性を決定する大きな要因は、製造方法における蒸留が重要です。 ブランデーのタイプにもいくつかあり、コニャックやアルマニャックは世界の中でも最高級のブランデーとして評価されています。コニャックでは、単式蒸留器で2回蒸留を繰り返すことで、雑味が少なく、非常に品質の高い中間の中心部分のみが使われます。一方で、アルマニャックでは、連続式蒸留機で1回の蒸留が行われることで、力強い香りや味わいや深みがあると言われております。このように製造方法の違いによってブランデーの特徴・個性が決まります。