ウイスキーは、洋酒の一種で、日本でも人気の洋酒の1つとされています。最近ではウイスキーに炭酸水を加えたお酒である“ハイボール”が広く一般層で楽しまれるようになり、ハイボールのない居酒屋はほとんど見られないほど大衆化していますが、ウイスキーとは何なのでしょうか。ウイスキーの歴史からその正体を探っていきましょう。

ウィスキーとは

ウイスキーは「蒸留酒」の一種であり、焼酎やブランデー、ジン、ウォッカなど同じ種類のお酒です。この歴史の生い立ちは2000年前以上のことになるようで、紀元前4世紀にまでさかのぼります。ウイスキーはアイルランドで誕生し、スコットランドに広まりましたが、1707年のイングランドによるスコットランドの併合で、高額の酒税が科されるようになりました。そのため、スコットランドの人たちは、山奥に隠れてウイスキーを製造するようになったという苦しい歴史を持っています。ウイスキーの工程としては、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、発酵させたものを蒸留して作ります。この技術は密造の歴史の中で、徐々に磨かれていきました。

ウィスキーの種類

ウイスキーの種類はさまざまですが、材料によって、モルト・グレーン・ブレンデッド・ライ・コーンといった具合に分類されます。モルトとは、産地やそれぞれの国の歴史によって基準は異なるが、大まかには大麦が原料の大半を占めるものを指しています。グレーンとは、トウモロコシやライ麦などの穀物を主原料とし、ブレンデッドとは前記2種類をブレンドしたものです。ライとコーンは名の通り、それぞれライ麦とコーンを主原料とするウイスキーを指しています。また、歴史的な成り立ちの違いから、原材料や製法が異なるため産地による分類も有名です。スコッチ・アイリッシュ・ウェルシュ・アメリカン・カナディアン・ジャパニーズといった具合です。それぞれの名前の通り産地を示しており、各国それぞれで独自のウイスキーの歴史があります。

日本への上陸

では日本における歴史はどのようなものでしょうか。ウイスキーの元祖「竹鶴」はドラマなどで有名だと思いますが、1918年にスコットランドに留学した竹鶴正孝がスコッチの伝統製法を持ち帰ったことが、その歴史の始まりです。竹鶴は山崎蒸留所の初代所長となり、のちにニッカウヰスキーを創業しました。ただ、日本では、高価で風味の強い本格派ウイスキーは人気がなかったようで、値段の安い質の良くないウイスキーが受け入れられた歴史があるようです。これがトリスなどの始まりで、現代の日本のウイスキーへとつながっていきます。これら日本で作られたウイスキーはジャパニーズウイスキーと呼ばれ、スコッチ・アイリッシュ・アメリカン・カナディアンと並び、世界の五大ウイスキーとされています。