ブランデーというと高級酒というイメージの強いお酒で、あまり飲む機会も少ないはずです。居酒屋などでもブランデーを置いているお店は少ないので、バーなどに行かない限りお目にかかる機会はあまりないでしょう。ここでは、ブランデーに関する知っておきたい知識を簡単にご紹介します。

ブランデーの歴史

ブランデーはぶどうを原料として発酵させたお酒を蒸留することによって作られます。ぶどうを原料とするお酒といえばワインが有名ですが、ブランデーとワインは製法的にはほぼ違いがありません。簡単にいうと、ワインをさらに蒸留したものがブランデーと呼ばれています。ブランデーはフランス西南部のコニャック地方が発祥です。この地方で17世紀ごろに作られたワインを蒸留させたものを地元ではヴァン・ブリュレ(ワインを焼いたもの)と呼んで商品化されていました。商品化されたこのお酒をオランダ人商人が取引にやって来た際にオランダ語に直訳して『ブランデウェイン』と命名したのがブランデーの名前の由来とされています。ブランデーはワインよりも味を凝縮させるため、それだけ多くのブドウを使用します。このため、口に含んだとたんに鼻から抜ける芳醇な香りと奥深い味わいを感じることのできる通好みのお酒になるのです。

ブランデーは瓶の中で熟成するのか?

ワインと同じくブランデーも熟成年数が価格などに大きく影響してきます。そのため、ブランデーを瓶のまま購入してそのまま開封せずに放っておけば熟成年数が伸びるのかという疑問をもっている方も多いのですが、この点に関しては、それ以上の熟成は望めないというのが一般的な認識です。ブランデーだけではなく、ウィスキーなどもそうですが、ディスティラリーという蒸留所で長期間熟成されます。このとき、熟成は樽の中に入れられて行われるものであり、瓶に詰められた時点でそれ以上の追熟は望めないのです。ただし、実際に購入から数年間放置したブランデーを飲んだことがある方は分かると思いますが、味は買ったときと確かに異なります。これを水とエタノールがまじりあい馴染むことによって口当たりがまろやかになっていると表現する人もいますが、一般的にはこれは熟成ではなく、どちらかというと劣化といった方が表現としては正しいです。また、熟成をさせる段階で腐ることはないのか疑問に思う方も多いのですが、水が腐ることはあってもアルコールが腐ることはありません。それはアルコール分が100%でなかったとしても、およそ10%以上であれば腐敗することはないとされているからです。


ブランデーは年配向け?オシャレな飲み方をご紹介!

ブランデーときくとどうしても年配向けのお酒といったイメージがあり、若い人たちには馴染みのないお酒になってしまっています。しかし、ブランデーの持つ独特の香りと味わいは一度味わうと忘れられないような病みつきになる魅力を持っています。いきなりブランデーのロックではハードルが高いという方のために、若い人でも飲みやすいブランデーのおしゃれな飲み方をご紹介します。まずは瓶などにフルーツを入れ、そこにブランデーを注ぎ保存することで作られるフルーツ漬けです。これは見た目もオシャレでかわいらしいですが、ブランデーの甘い香りに、フルーツの香りが移ることでさらに香り高い味わいを楽しむことができます。また、このフルーツ漬けのブランデーを炭酸で割ったブランデースプリッツァーという飲み方もおすすめです。アルコール分が強いお酒が苦手という方も飲みやすいので、ブランデーの香りを楽しむためには十分です。このように、多少の工夫をすることでブランデーに対するイメージも変わってくるかもしれません。