「宝石」タグの記事一覧

緑色だけではない翡翠のカラー

5月の誕生石となっている翡翠は日本や中国で珍重されており、古くは勾玉にも用いられた高貴な緑の宝石です。縄文時代の遺構からも翡翠でつくられた勾玉などが発掘され日本の宝石の原点と位置付けられています。 カワセミの鮮やかな羽が翡翠の語源 翡翠が生まれたのは6億年前にさかのぼります。翡翠は古代から宝石として高価なものとして扱われ、「玉」と呼ばれてきました。日本で翡翠と呼ばれてきたのは鉱物のジェダイド(硬玉)です。昔は緑の美しい石はすべて翡翠とされてきましたが、中国で彫刻の原料として使われるネフライト(軟玉)とは違うものです。翡翠の「翡」はカワセミの雄を表し「翠」はカワセミの雌を意味します。翡翠...

宝石の価値を決定づける大切な技術、カットの方法いろいろ

宝石はさまざまな形にカットされ、美しいアクセサリーへと加工されます。素材の持つ魅力を見極め、その原石がもっとも美しく見えるカットを施すのが職人の見せどころです。宝石の価値を大きく左右するカットについてご紹介します。 宝石の輝きを最大限に引き出すブリリアントカット 宝石のカットは石を真上から見たときのアウトラインを指す「シェイプ」と、研磨様式を指す「スタイル」で表されます。ブリリアントとはカットのスタイルのことで、ダイヤモンドをもっとも美しく見せるために考え出された研磨方式です。その歴史は古く、17世紀のヴェネツィアで作られた原形をもとにして、1919年に数学者だったベルギーの宝石職人の...

見分け方の難しい血赤珊瑚はこまめなメンテナンスが大事

血赤珊瑚の色は、オックスブラッドと表現されます。雄牛の血という意味で、暗い赤色のことなのです。赤みが濃く美しい色合いの珊瑚は世界でも最高クラスの評価をされていて、希少価値も高くなっています。血赤珊瑚はメンテナンスをこまめに行わないと、ダメージを受けやすいデリケートな宝石です。血赤珊瑚について知っておきましょう。 血赤珊瑚は日本でしか取れない 珊瑚と言っても、さまざまな種類があります。珊瑚は宝石ですが、石ではありません。珊瑚虫という小さい生き物です。その虫がたくさん集まって、赤い宝石でできた木のような見事な赤い珊瑚になったり、珊瑚礁を作ったりするのです。触手が6本の六放珊瑚が珊瑚礁を作り...

赤珊瑚の人気の秘密とカラーグレードによる評価基準

宝石珊瑚は真珠と並び、数少ない有機物由来の宝石です。その中でも赤珊瑚は特に高い人気を誇ります。ただ、そのすべてが高級品だというわけではありません。同じで赤珊瑚でも高価のものとそうでないものに分かれるのです。それに、赤珊瑚以外にも高い珊瑚は存在します。そこで、価値の高い宝石珊瑚はどのようなものかについて、赤珊瑚を中心にご説明します。 宝石珊瑚の種類と価値 一般に、珊瑚というと南の海に広がる珊瑚礁を連想しますが、宝石珊瑚はそれとは全くの別物です。宝石珊瑚は珊瑚礁のように浅瀬に姿を現すことはなく、深度100メートル以上の深海に生息しています。赤珊瑚、桃珊瑚、白珊瑚、深海珊瑚などの種類があり、...

いつまでも美しさを保つために!赤珊瑚の正しいお手入れ方法と保管方法

海の宝石として太古から愛されてきた珊瑚の中でも、特に高い人気を誇るのが赤珊瑚です。生命の鼓動を感じさせる独特の赤い色は多くの人を魅了してきました。しかし、その鮮やかな赤も、何もしないでいるといずれ色あせてしまいます。そこで、赤珊瑚の魅力をいつまでも保つために正しいお手入れ方法と保管方法についてご説明します。 日々の手入れが大切 珊瑚の主成分は炭酸カルシウムです。炭酸カルシウムは塩酸に反応して二酸化炭素を放出する性質からも分かる通り、酸に弱い物質です。そのため、珊瑚が汗に濡れると変色して白くなったり、表面の光沢が失われたりする恐れがあります。赤珊瑚のアクセサリーやジュエリーを使用する際に...

ジェイドとネフライトが「翡翠」なのに違う理由とは

翡翠という宝石の英名は3つあります。ジェイドとジェダイト、ネフライトです。このうち、貴石の翡翠はジェダイトで、ネフライトは半貴石となっています。同じ翡翠なのにどうしてこのような違いがあるのかを説明します。 最初は両方ともジェイドと呼ばれていた ジェイドという名前は、スペイン語の「Piedra de ijada」という言葉からきているとされています。腰に下げる石という意味で、腰痛などを治す不思議な力を持つと考えられていたのです。ジェダイトとネフライトは外観が似ているので、長い間両方ともジェイドと呼ばれて、区別はされていませんでした。しかし、19世紀になってから硬石と軟石のジェイドがあるこ...

ダイヤモンドは叩いても割れない?宝石の硬さとは

宝石の硬さについて語られるとき、よく耳にするのが「ダイヤモンドは最も硬い石である」という言葉ではないでしょうか。ダイヤモンドの硬さとはどのように計測されたものなのか、宝石やパワーストーンの硬さとはどのようなものなのか詳しく紐解いていきましょう。 宝石や鉱物の硬さの指標、モース硬度 宝石の硬さを表す数値としてよく目にするのが「モース硬度」です。これは1812年にドイツの鉱物学者フリードリヒ・モースによって考案された鉱物の硬さの尺度の一つです。ここでいう「硬さ」とは物質と物質をこすり合わせたときの傷のつきにくさを表しており、物がぶつかり合ったときの衝撃に強いか弱いかを表しているものではない...

宝石の鑑別書の読み方と鑑定書との違い

宝石を購入すると鑑別書がついてくる場合があります。その宝石の種類や加工処理の有無などを証明するのに欠かせない書類です。しかし、宝石に詳しくない人が鑑別書を読んでも意味がよく分からないというケースも少なくないでしょう。そこで、鑑別書の基本的な読み方についてご説明します。 鑑別書で重要なのは宝石名と開示コメント 鑑別書には色々な項目がありますが、その中で最も重要なのは宝石名です。鑑別の結果、どのような宝石だったのかが記されており、そこに、ルビーと書かれていれば、それはガラスなどの模造品ではなく、本物のルビーであるという証明になります。次に大切なのは開示コメントです。宝石に着色や加熱などの人...

片方だけでも大丈夫!ピアスの買取

宝飾品の買取を行う業者は多くあります。中でも金やプラチナ、ダイヤモンドといった高価な宝飾品ほど高い値段がつけられ、これは片方しか残っていないピアスでも同じです。使わないピアスがあればぜひ買取査定に出してみましょう。思っていた以上の高額買取金になるかもしれません。 宝飾品に注目が集まる買取業界 不要な物を買い取る、いわば質屋やリサイクルショップというのは昔からありますが、多くがブランド品の洋服や時計、カバンなどを中心に買取りが行われてきました。しかし、最近注目されているのが金やプラチナなどの宝飾品です。背景にはアジア経済が豊かになってきたことがあり、中国を中心とした富裕層が宝飾品を必要と...